ASAKU® X Dragon Life
Part.1
この本の全13章。
アサク伝X真龍の魂
原作: 劉明昆
訳者:ZiON
あらすじ
神説年暦36772年
『神説大陸』の地表にある『人間界』『妖精界』『幻獣界』に、緑色の『鏡返ノ核』が出現し始める。毎回の出現場所が不定、中から核を守るための小さな魔物が同時に現れる。出現して24時間後赤色に変化し、半径一キロあたりにて『逆時震盪』でエネルギーを放つ。その力によって時間が過去へN年分に巻き戻し、そしてより強い魔物と、核を守護する『鏡返核獣(ミラーコア獣)』が召喚される。一つの『鏡返ノ核』に一回しか『逆時震盪』が発動しない、が、コアが出現するだけで周囲にいる動物や魔物の狂暴化を引き起こす。
『鏡返ノ核』の出現頻度が約3~7日、現在、コアを破壊する方法が見つかっていない。
『逆時震盪』が発生すれば、半径一キロの範囲内で過去へN年分のタイムリープが起こり、有機物でも無機物でも時間がN年分巻き戻される影響を受ける。例をあげるとつまり、「その場にいる人間はそのN年分若返る」という、実際の存在時間がNより少ない場合は、存在ごと消えることになるが、その範囲から出ると元通りに戻る。単なる時間の巻き戻しではなく、コアを守る魔物も多く出現するのと、そのN年前に存在していた者も一緒に現れるが、魂の持たない攻撃的なゾンビになってしまう。それでも、亡くなった人に会いたい人にとってはどうしても、期待を持ってしまうことでしょう。
魔物による破壊と、どれくらいの時間が巻き戻されるかは予測不能なため、誰も予兆が出る時に影響範囲内にとどまらない。『逆時震盪』が起きれば、逃げるしかない。
神説大陸に存在する種族の中で唯一、『逆時震盪』に影響されないのは精霊族だ。そして、『鏡返ノ核』は精霊界にだけ出現しないと言われている。理由こそ不明だが、『逆時震盪』に影響されない絶対的な防御力を持つ精霊でも、コアを破壊する能力がなく、魔物の出現を阻止するのには封印しか手段がない。
精霊聖王の命令により、『精霊界』光族の封印士・アサクとその仲間たちは、『鏡返ノ核』の出現場所を予測し、『逆時震盪』を測れる【不帰ノ羅針盤】を手に、“『逆時震盪』による危害と大量に出現する魔物の原因・『鏡返ノ核』を封印すべく”と、世界へと旅立つ。
第一章:封印士アサク(Action Chapter)
神説年暦36722年 8月12日 月曜日 午後三時
人間界の『フィル王城』の西南方向にある小さな村『エデンの村』では、『鏡返ノ核』の出現によって、村人たちを撤退させるべく、フィル王城から発遣された軍隊が、人々を守るため魔物と戦う。コアが赤色に変化し始め、残り時間30分あたりで、『逆時震盪』による大量の魔物に備えるため、軍隊が戦線を下げて村の外に包囲網を張ろうとしたその時、布陣の手前に急に『折畳ノ廻廊』が現れ、中から青い服に白マント、【聖印短劍】を持つ魔法使いらしき若い男と、その隣にピエロのようなぬいぐるみと、羽をもつ獅子、そしてかわいらしい女の子が一緒に出てきて、そのまま村へ向かっていく。慌てて止めようとする兵士に、男がこういう。
アサク「俺は精霊聖王のご命令により『鏡返ノ核』を封印すべくここにきた精霊光族の封印士、名はアサクだ。あんたたちみたいな役に立たない小物は早くどっかに逃げるんだな」
兵士 「な、この無礼もの!」
となりに立っている女の子がアサクにストレートを一発かまして、礼儀正しくこう言った。
イリヤ「精霊土族の猛獣使い・イリヤと申します。兄のご無礼をお詫びいたします。こちらの軍隊をお率いになっている将軍様はどなたでしょうか」
この時、将軍らしき男が布陣から出てきて、礼儀正しく挨拶をする。
スタール「精霊界からのお力添え、感謝いたします。俺はフィル王国軍団団長・スタールと申します。どうかコアを封印し、危害をお治めくださいませ」
イリヤ「村にはもう全員撤退しましたでしょうか」
スタール「ええ、全員撤退させました」
アサク「よし、なら安心して暴れるんだな!」
そう言って、ピエロのようなぬいぐるみと羽をもつ魔獅子を連れて村へ駆け込んで、魔物を戦うためにコアへと前進する。
イリヤ「イリアは魔獣の狂暴化について調査するために来ましたの。コアの影響で普段おとなしいものでもとても攻撃的になってしまいますので、どうかお気を付けてください」
イリヤはスタール団長へ一礼してからアサクに続けて村へと入った。
大量の魔物が襲い掛かる。アサクは【聖印短劍】で迎え撃つ。【聖印短劍】に切られた魔物はすべて封印術によって身動きを取れず、そしてその属性の力を短剣の中へ吸い込んで蓄えることができる。ほかの物に触れても同じ効果で、例えば石なら土属性の力を吸い込むことができる。
アサクが魔法を発動するのには、左手に正三星陣、右手に逆三星陣を放ち、吸収した属性の力を手の魔法陣に付与すれば、陣魔法で攻撃できる。敵が複数の場合は逆三星陣で拡散式の魔法を、一点攻撃する場合は正三星陣で集中式の魔法を発する。だが陣魔法の威力は、吸収した属性の力強さで決められる。
イリヤは【愛のムチ】で戦う。このムチに叩かれると、悪の魔獣は浄化され、正常の魔獣ならおとなしくなって攻撃してこなくなる、イリヤの友達になって一緒に戦ってくれることも。
コアに近づければ近づくほど敵が強くなり、アサクが一気にコア近づけることを決めて、【聖印短劍】をしめて、ピエロのようなぬいぐるみへ叫ぶ。
アサク「来い、ゴーストカード! 【日輪ノ剣】へ幻化してくれ!」
ピエロのぬいぐるみが【日輪ノ剣】へと変身し、剣身から太陽のような輝きを放つ。アサクがこの神剣を振りかざし魔物を迎え撃つが、日の光に当たらないところに入ってしまう途端に、剣の輝きが弱まり、力を失っていく。この時に剣からゴーストカードの声が発した。
ゴーストカード「だめです! 光のないところだと【日輪ノ剣】は力を失ってしまいます! もうすぐ日が落ちます。早く片付けないと!」
アサク「わかってる! すぐ片付けるよ」
アサクが魔獅子の背に飛び乗り、コアへ駆け込む。もうすぐ赤くなるコアを前にして、突然、どこか赤子の鳴き声が聞こえた。声を辿ってみると、コアのすぐ近くにある民家の隅っこに隠れている、赤子を抱えている若い女を見つける。
アサク「やばっ! 間に合わない!」
そう言って、アサクが若い女を、イリヤが赤子を抱き上げて、すぐ村の外へ出ようとしたが、時はすでに遅く、『逆時震盪』が起きてしまった!
強烈な震動波が拡散し、周りの景色も変化し始めて、女は塵となり消えていく。なのにまぜか、イリヤが抱えている赤子はなんの変化も起きなかった。驚きながらもイリヤは悲しく叫ぶ。
イリヤ「みな離れたって言ったのに! なんで!」
アサクが懐に入れてある【不帰ノ羅針盤】をみて、巻き戻された時間はちょうど80年。ゴーストカードがアサクに先にコアを処理しないと危害が広がると進言した。イリヤに赤子を守って村から離れるように指示するが、なぜか赤子が起きてからアサクにすっかりなついて、抱いてもらわないとすぐ泣き出す。仕方なく赤子をおんぶしてコアの封印に手掛けるアサクは、イリヤにお父さんって揶揄された。
アサク「あーもう、うるさい!」
赤子がその怒鳴りで泣き出してしまい、二人が同時に人差し指を口の前にかざして「しー」って言ったらまた静かになった。
アサク「コアを守護する魔王が出てきたな、とどめをさしいこう。さっさと任務を終わらせて帰ろうぜ」
このコアの守護魔王が巨大な食人花で、毒をもつ粘液とつるで攻撃してくる。アサクは行風術を使って攻撃をかわしながら飛んでくるつるを切るが、なかなか近づけてとどめをさせないでいる。
奇妙なことに、赤子は戦いの真っ最中でもまったく暴れず泣かずに、すごく静かだった。
イリヤがさき手懐けた短足イノシシを乗って攻撃を試みるが、魔王が強すぎて逃げ回ることしかできない。
この時にもう日が落ちてすっかり夜になってしまった。
ゴーストカード「やばい! もう日の光が――」
そう叫んですぐ【日輪ノ剣】からもとのぬいぐるみの姿に戻ってしまった。アサクはやむを得ずに【聖印短劍】で迎撃する。
アサク「くそ! 【聖印短劍】じゃ効果がない。吸収した属性の力が弱すぎる、もっと大きな炎じゃないとこいつを燃やせない!」
そして魔獅子に向かって叫ぶ。
アサク「俺に炎の攻撃を三回してくれ!」
魔獅子は宙返りして距離を取り、アサクに向かって、口から巨大なファイヤーボールを吐き出す。
アサクは左手を高く上げて手のひらをかざし、正三角形の魔法陣が魔獅子が放たれたファイヤーボールを吸収した。高いところへ跳んで、すぐ食人花の口の前に駆け込み、左手が拳に握って後ろに引き力を蓄えると、三つのファイヤーボールが一つに集中!
そして手を前にかざし、拳を開けて魔法を放つ。
アサク「正三星陣魔法! 火炎竜巻!!」
猛烈な火炎が食人花を燃やし尽くした。アサクはすぐコアの前に行き、透明な水晶で作られた箱【聖獄ノ籠水晶】を持ち出して、表面に刻み込まれている呪文で封印術を発動する。封印を行う間は魔獣がまた襲い掛かるが、魔獅子が守ってくれたおかげでみな無事だった。
眩しい光が放たれ、結界が築かれた。コアを無事封印したが、周りの景色はもうもとには戻れない、80年前のままだった。
助かった赤子を村人に渡そうとしたが、みな”あいつは悪魔の子だ”と騒ぎだして、誰も引き取ろうとしない。それは、赤子の母親が倫理を反して、父親が誰なのかを明かさずにその子を産んだからだ。赤子はなぜかアサクから離れようとしないし、仕方なく連れて行くことにしたふたり。イリヤは手懐けた短足イノシシとお別れをしてから、【折畳ノ廻廊】を起動し、二人は精霊界へ戻った。
第二章:防ぎきれないこと
神説年暦36722年 8月13日 火曜日 午前十一時
精霊王城の会議室にて会談が行われている。参加するのは精霊聖王・オデロス、オーカ将軍、ハプ司祭、精霊の姫君・ジェフロ、アサク、イリヤ、そして人間界から連れてきた赤子だった。
アサクは片足で跪いて、精霊聖王・オデロスにエデンの村でのできことを報告し、その傍らにイリヤがゆりかごに眠っている赤子をみている。
アサク「ことは以上です。聖王様」
精霊聖王・オデロスがアサクに表を上げようといい、となりのオーカ将軍に見解を求める。すると、オーカ将軍の顔がすこし赤いのを気づき、叱るように言う。
オデロス「そなたたちまさか、昼間から酒を飲んだではあるまいな」
オーカ「そ、それはその、ハプ司祭が造った酒が良すぎて、目覚ましにちょうどいいからで……」
ハプ「オーカ、おぬし……せっかくよい酒を取っておいてやったのに」
聖王オデロスがお怒りの様子で少し咳払いをしたら、周りがしんとなってしまった。それから手を一振りして、ハプ司祭がすぐ注いておいた盃を聖王に渡す。一気に飲み干してまことにうまい!と言ってからまた真顔でアサクに続けようと合図をした。
ジェフロ(不機嫌)「父上までおふざけして!まだ公務が残っているのでは」
オデロス「大事ないよ、精霊界がいつものように平和でのんびりだ」
ジェフロ(手を腰にあてて、呆れる)「もう、少しは危機意識を持たないと!」
アサクが頭を掻いてから、片手を顔に覆いて呆れていう。
アサク(独り言みたいな)「この老いぼれたち、本当に『鏡返ノ核』のことを気にしているのか」
オーカ「我々精霊界はそもそも外界のことを干渉してはならん決まりだが、大賢者聖竜王様が、『逆時震盪』が精霊しか対抗できないからと天神界の神託だといい、聖王様にエデンの村のコアを処理するよう、おまえを指名してな」
アサク「またあの陰謀家の聖竜王?やつの言いなりにならなくだって」
オデロス「天神界のお達しだ、仕方ない」
アサク「くそ……」
このとき、ハプ司祭は赤子に近づき、よく観察する。
ハプ「ふむ、この人間の赤子、『逆時震盪』の影響を受けないとは、確かに不思議だ」
同時にイリアが赤子を包み込んでいる毛布を開けてみると、毛布に<ADAM(アダム)>が書いてあて、赤子の背中に、虹紋章のバースマークがみえた。それに驚いたか、聖王がすぐ近寄って赤子の背中を確認し、オーカ将軍も続いた。
オデロス(文字ごとはっきりと)「なんと……虹、聖者」
オーカ「ではこの赤子こそが新たな虹聖者か、名は……アダム」
ハプ「アサクがエデンの村へ出向くのも奴らの計画通りってわけか。一本取られたわい」
アサク「で、どうすればいいですか。この子ずっと俺にべったりで、起きて俺に抱っこされてないと気づくとすげー泣きわめくんですよ。いっとくけどベビーシスタはいやだからな」
オーカ「待った! アサク、前の二つのコアの出現場所、覚えてるか?」
アサク「一つは妖精界の『時間図書館』で、もう一つが人間界・フィル王国東南部の『フジルス砂漠』です。二箇所ともすでに『逆時震盪』が起きてしまったから、聖王様のご命令とおりに、まだ震盪が起きてないエデンの村へいきました。時間的にいけたはずだったけど、この子を助けたため結局封印が間に合いませんでしたが」
ハプ「人間界に出現した二つのコアとも、フィル王国の近くか、どうも匂うなぁ…」
オデロス「いかん! オーカ将軍、すぐ禁衛軍を集結し戦闘態勢に入りたまえ!」
聖王の指示で、オーカ将軍がすぐ会議室から飛び出し、警報を鳴らす。
アサク「どういうことですか??」
ジェフロ「早く赤子を守って」
イリアすぐまだ眠っているアダムを胸に抱きしめた。
ハプ「これは、とんだ企みだ! 『逆時震盪』を利用し、『時間図書館』で偽りの歴史を作り、『フジルス砂漠』にて過去に存在した『ミラージュレーク』を呼び戻した。そしてこの子はやつの手駒…震盪の影響をうけないとわかっててあそこに置いた。おぬしがこの子を連れて【折畳ノ廻廊】で精霊界に戻ることで、震盪の痕跡が残り、もともとコアが侵入不可能の精霊界に隙間が生じてしまったのだ」
まさにその時、急にとどろきのような音が響いて、精霊王城が地震でも起きたように揺らいだ。
ハプ「この子が起きて騒ぎだしたら見つかってしまう。わしが深い眠りにつくように術をかけとくよ。イリア、アダムは任せたぞ。アサクは早く敵襲に対応しろ!」
イリア「了解いたしました。ちゃんと守って見せます」
アサク「そこまで深刻ですか! すぐ向かいます! ゴーストカード、魔獅子、ついてこい!」
二人の従士を召喚して、三人はすぐ音がした場所へ急いだ。着いた時には精霊王城正殿の真上に時空の裂け目ぽっかり空いてしまい、すでに大量の魔物が湧き出している!手前にオーカ将軍が禁衛軍を率いて応戦してるところだった。
アサク「なんてことだ!」
アサクはすぐゴーストカードに【日輪ノ剣】に変身させ、魔獅子とともに戦いに加わった。聖王オデロスもジェフロを連れて正殿に到着。二人の周りには禁衛軍が守りを固めている。同時に、九尾妖狐が時空の裂け目から正殿へと降りってくる。
九尾妖狐「あらまあ…ふふ、美しきあたしをこんなにも大勢で出迎えてくれたのかい、うれしいねぇ、さあ、情熱的な歓声をあげなさい」
アサク「この変態野郎!」
その時、全域空間防御を担う精霊兵士より報告が届いた。
精霊兵士「報告! 聖王様、精霊聖地にて『鏡返ノ核』が出現!」
聖王オデロスがすぐ聖地を守るようにオーカ将軍に指示し、正殿の魔物が聖地に行けないようにと一部の禁衛軍兵士を残し、後をアサクに任せて、その場を立とうとしたが……
ジェフロ「わたくしは残ってアサクに協力するわ!」
オデロス「だめだ! すぐオーカ将軍に続いて聖地へ向かいたまえ」
聖王オデロスがオーカ将軍、ジェフロとイリアを率いて正殿後方にある廊下を通り、精霊聖地へ向かう。
正殿に現れた魔物たちがアサクと近衛軍に着々と退治されていくが、なぜか九尾妖狐がまるで見世物を見ているようにびくとも動かないまま、やがて魔物が彼だけとなった。
九尾妖狐(高笑いして)「スポットライトはあたしだけを照らすものよ。どう? スーパースターみたく輝いているでしょ」
そう言って突然と手を上げ、強い衝撃波を放つ。
精霊禁衛軍を守ろうと、アサクはすぐみなを庇うように最前列に出て、全身から聖光を放ち、【獅幻神裝】を纏って九尾妖狐の攻撃を受け流した。
左従者のゴーストカードが変身した【日輪ノ剣】を手にかまい、右従者の魔獅子が変身した【獅幻神裝】を纏った姿こそ、アサクの完全なる武装なのだ。
アサク(禁衛軍に向かって)「おんたたちはもう聖地に向かってくれ、ここは俺に任せろ!」
禁衛軍兵士「了解しました!」
返事した禁衛軍の兵士たちはすぐさま聖地へと駆け付ける。
九尾妖狐「あたしは、鏡界から降臨した陰魔六将軍、名は九尾妖狐。親しくして~“九ちゃん”って呼んでもいいのよ。さすが天神界の力を得た者ね、アサク。神と精霊の融合体か、本~当、反則よね」
アサク「なんなんだおんたは! 九ちゃんとか、誰が呼ぶか! あいにくこっちは遊んでる暇ないんだな、今片付けてやる!」
九尾妖狐「さて、君ごときで、このあたしに勝てるかしら?うふふ……」
笑い声を発したと思えば、もうアサクの目の前に瞬間移動して、攻撃をかまってきた!
九尾妖狐の攻撃が思ったよりも重く、全身武装した状態のアサクでも、【日輪ノ剣】で攻撃を受け流しながら陣魔法で魔法攻撃を吸収して反撃をするが、どうも苦戦に陥ってしまう。幸い、【獅幻神裝】の防御でなんとか保つことができた。
素早く動きながら攻撃してくる九尾妖狐は余裕ありげに笑いかけてくる。
九尾妖狐「はははっ、神と融合したせいで、もともと持ってた精霊の力を失って、元素魔法が使えなくなったのね。それで受けたものを吸収して反撃に使うしかなくなったわけか。なるほど、これはこれは、神様って意地悪いねー、はははは」
アサク「なんでそこまで俺に詳しいんだよ!?」
九尾妖狐「それは~愛してるから♥だよ(ウィンク)」
アサク「気持ち悪っ!」
九本の尾が一斉に伸び、九尾妖狐がセクターなポーズを取ってこう言った。
九尾妖狐「さあ、あたしのすべての愛を乗せる、最強の一撃をうけてごらんなさい♥」
先と比べものにならないほどの莫大な魔力が九尾妖狐の体に集中していると感じたアサクは、この一撃で勝負がきまるとわかった。
アサク(テレパシーでゴーストカードと魔獅子に)「あれを使うしかない」
ゴーストカード(テレパシー)「マスター、本当に使いますか? まだ完全に使いこなせてないのに、発動した後力が抜けて、いつ回復できるか分からないのですよ!」
魔獅子(テレパシー)「でも確かにそうするしかなさそうです。自分ももう攻撃を受けきれません。まずはやつ倒すことを考えましょう。そのあとは自分たちがマスターを守ります」
心で会話をかわす僅かな間に、九尾妖狐はもう力を整えて、技をぶつけてくる!
九尾妖狐「九重狐撃・滅骸破!!」
まさに同時に、アサクは宙返りして背中から天使と精霊の翼が生えてきて、【七属性ノ鍵】がアサクを中心に飛び回り聖光を放ちながら、七本の巨剣となる。
アサク「俺にはまだ神の力がある! 七鍵衝殺陣!!」
互いの大技が宙にぶつけ合い、九尾妖狐が避けきれずに重傷を負い、間一髪で時空の裂け目を通って鏡界へ逃げ帰って、あまりの強力で精霊王城もほとんど壊滅してしまった。
ゴーストカードと魔獅子が変身を解いてもとの姿に戻り、アサクも技の影響で全身の力が抜けてしまって、意識はちゃんとしてるが、もうまったく動けない状態だ。魔獅子はアサクを背負ってゴーストカードとともに精霊聖地へ向かう。
これで、数万年以来一度も侵入を許したことがないと誇る精霊界も、正式に破られてしまったのだ。
精霊聖地に着くとそこに『鏡返ノ核』が中央の祭壇に現れていて、聖王オデロスが部下たちを率いて湧き出している魔物たちと戦っている姿がみえたが、すでに力が残されていないアサクには何もできない。
アサク「どうしてハプ司祭が、早くコアを封印しないんだ?」
第三章:永凍絶界
神説年暦36722年 8月13日 火曜日 午後二時
精霊界で最も重要な場所『精霊聖地』に、『鏡返ノ核』が出現、ハプ司祭がコアの近くにいながら、魔物ばかりかまっていてコアを封印しようとしない様子。
魔獅子がアサクをハプ司祭のとなりまで連れいった。
アサク(虚弱)「どうしてすぐコアを封印しないんですか。【聖獄ノ籠水晶】をくれたのはあなたなのに……」
ハプ司祭「【聖獄ノ籠水晶】は聖竜王が天神界から持ってきたもの、おぬししか使えないといいおった。だから、コアを封印する任務をおぬしに与えたのだよ」
アサク(虚弱)「そんな……俺はもう、【聖獄ノ籠水晶】を発動する力も残されてない。まさか『逆時震盪』で精霊聖地が破壊されるのをただ見るしかできないというんですか」
ハプ司祭「とにかく休んで、少しでも回復に努めるのじゃ」
この時、イリアが泣きながらこちらに走ってきた。
イリア「うう……黒マントの男にアダムを奪い去らわれてしまいました。イリアでは全然太刀打ちできなかったの。ごめんなさい、イリアのせいだわ、どうしよう……」
アサク「あなたは悪くねえよ、もう泣くな」
ハプ司祭「精霊界に来てアダムを奪うことも、やつの計画の一環なんじゃろうな」
オーカ将軍が精霊禁衛軍を率いて攻撃の陣を組んでコア周辺にいる魔物たちに反撃を繰り返し、聖王オデロスがコアの真上に雷撃の術をかけてコアを打ち砕こうとするが、まったくの徒労だった。
この時に、強い黒き光が聖地の高台から放て時空の裂け目を作り、その中から黒竜に乗っている騎士の姿が現れた。彼は響き渡る声でいう。
フィリップス「俺様は陰魔二将軍、フィリップスだ。鏡界を代表し、正式に精霊界に宣戦布告を告げる!」
このフィリップスと名乗った黒竜を乗る騎士から放たれる特殊な魔力に、ただならぬ恐怖を感じたかのように、周りの魔物たちがみな身動きがとれなくなっている。
アサク・オーカ「これは! 失踪した風族の精霊・サルの霊力!?」
アサク「どうしてあいつから精霊の力を感じるんだ!」
オーカ「いや、正しくは風属性の精霊の力と闇属性の魔力が混ざり合っている強大の力だ! この精霊界では相手になれる人いないかもしれん」
オデロス「……」
フィリップス将軍が手を振ると、黒竜から強い竜巻が襲ってくる。精霊禁衛軍軍団の大半が竜巻の勢いに耐えきれず吹き飛ばされ、何人か苦労して防御術を立ち上げて対抗しようにもあまり効果が見られない中、なぜかジェフロにだけまったく影響がなく、すこしもダメージを受けていない。その様子をみて、聖王オデロスはすぐみなに指示をだす。
オデロス「ジェフロ姫の後ろに隠れろ!」
精霊軍団が群れとなってジェフロの後ろにくっついて、ジェフロが移動すると軍団も続いてくという、なんとまあ奇妙な絵面になった。
ジェフロ「どうして私の後ろに隠れるのよ。私はあのフィリップス将軍というやからを懲らしめにいきたいの!」
そういって奔ろうとするけど、姫が動いてしまうとみな吹き飛ばされるからと、周りに止められる。
ジェフロにだけ起きるこの現象に気づき、フィリップス将軍が急に激動した様子でジェフロに駆けてくる。みながジェフロをかばおうとする時に、まさかの攻撃ではなく、フィリップス将軍がジェフロを抱き込んで強引にキスした。その場にいる全員が目の前に起きたことに驚いていると、軍団に襲い掛かる竜巻もフィリップス将軍のこの行動でやんだのだ。
ジェフロが我に返って顔を真っ赤にし、怒りと恥ずかしさが混ざり合い、フィリップス将軍を突き出して、ぱっとビンタを食らわせた。
ジェフロ「この……不届き者! この私に無理やりキ、キスするなど! 何様のつもり!」
赤くなる頬に手を当て、ガッカリした様子でフィリップス将軍はいう。
フィリップス「君は…忘れたのか……」
そしてすぐ近寄った黒竜に乗り、高く飛んで離れた。
遠くに離れていくフィリップスの後ろ姿を見て、ジェフロはなぜか、胸が悶々と締め付けられる気がした。指で先強引に奪われた唇を撫でてみると、涙が勝手に流れてくる。
ジェフロ(心の声)「この悲しい感情はいったい……?」
フィリップス将軍が精霊軍団の表に戻り、大声で言い放つ
フィリップス「精霊界の最強のものを出してこい!」
すると、オーカ将軍が陣から高く上へ跳んで、マウントであるグリフォンを召喚して背中に乗り、フィリップス将軍と対峙する形になる。
オーカ「俺はオーカ将軍じゃ。精霊界最強の守護者が相手してやる」
フィリップス「ほう、この時をずっと待っていたぞ。やっとオーカ将軍とやり合う機会がきたか」
オーカ「一つ、疑問に答えてもらおうか」
フィリップス「ふんっ、二つとも答えてやるよ。一つ、そう、俺様そこが、かつて失踪した風族の精霊・サル。二つは……お前らが知ってるサル、もともと二人いたのだ。一人が精霊界に、一人が鏡界にいる。だが、俺様の本当の名は、フィリップスだ」
すでに弱っているアサクをちらっと目をやり、フィリップスは続いてこういった。
フィリップス「そのアサクと同じ、”ダブルフェース”をもっている」
オーカ「なんだと!」
アサク(心)「”ダブルフェース”……ってなんだ?」
この時、ゴーストカードがフィリップス将軍が身につける剣をみて、慌ててアサクに話しかける。
ゴーストカード「大変です。あの人、【月輪ノ剣】を持っています!」
アサク「そんな、まさか」
ゴーストカード「僕のセンサに間違いはありません。なぜなら僕と【月輪ノ剣】は、セットのゴーストカードだからです!でも、なぜあの人が【月輪ノ剣】を持っているんでしょうか」
フィリップス「国としての挨拶はここまでにしょう。そろそろ戦いを始めようか、まずは……」
フィリップス将軍が指を鳴らすと、精霊聖地に現れたコアが急に色が変わって、『逆時震盪』を引き起こす状態になった!アサクを含めて精霊族の全員が、自分の目を疑わずにいられない!
アサク「あいつ! 『逆時震盪』を加速させやがった!!! 早くコアを封印しなきゃ!」
でも依然と体力がもどらないままのアサクは、魔獅子の背中から降りる気力もない。
アサク(魔獅子に)「コアに触れるように、近づけてくれ」
魔獅子は指示に従ってコアのすぐそばまで近づけて、ゴーストカードがアサクの右手を支えて、コアに触れた。触れた瞬間に、コアの色の変化が明らかに遅くなったものの、アサクが冷や汗をかいてひどく苦しい表情をしている。
ハプ「よせ、アサク。それでは封印は無理じゃ、ただの時間稼ぎにしかならんし、そのままだとおぬしが力尽きでしんじまう!」
アサク「ただの時間稼ぎでもいい、もう、今の俺にはこれしか…」
するとイリアが自分の手をアサクの手に重ねた。
イリア「イリアも、お兄さんと一緒に精霊界を守ります!」
アサク(頭を少し下に向いて)「ああ」
オーカ将軍がグリフォンに乗ってフィリップス将軍へ突撃をかける。二つの世界での最強戦力を持つ男たちの対決は激しく繰り広げられて、交わる攻撃の震動波で近くにいる魔物も、一騎打ちを見守る精霊軍団も痺れさせられて、ただその場に動けずにいた。
長い戦いとともに時間が過ぎ去り、アサクもそろそろ限界を迎えてしまう。
フィリップス(オデロスに向かって)「精霊聖王よ、一つ教えてやろうか。この【鏡返ノ核】に設定されたタイムリープの時間は、ちょうど1000精霊年前だよ(人間界約41年)! そう、その精霊八大族の時代に!」
フィリップス将軍の言葉で、精霊族のみなが一気に顔が青ざめた。
オーカ「好き勝手にはさせん。混沌極まりないの1000精霊年前などに戻ってしまったら、今の世界線の神説大陸の全面的壊滅を招いてしまう!」
オーカ将軍が奥手の” 圓気裂衝砲”を発動しようと同時に、まさかのフィリップス将軍も、同じ大技をかけて決着をつけようとした。
オーカ「ほう、おまえは確か、俺のまなでしの精霊界のサルだな!」
が、それを聞いたフィリップス将軍はただ微笑んで、答えようとしなかった。
二つの技がぶつけ合うと同時に、アサクとイリアの力ももうコアを抑えることができなくなり、コアが鮮やかな赤色を放ち、『逆時震盪』はまさに引き起こされようとしていた時に。
オデロス「精霊界の王として、精霊界をいまここに壊滅させるわけにはいかん。すべての空族精霊よ、集結し伝送陣を発動せよ!」
空族精霊たちがすぐさま伝送魔法を発動する。
オデロス(オーカ将軍とハプ司祭に向かって)「精霊界を守りたまえ!」
オーカ将軍とハプ司祭はすぐ聖王オデロスのもとに駆け付けた。
ハプ(アサクに向かって)「いけ! できるだけ遠くへ逃げるのじゃ!」
聖王オデロスが手のひらに特殊のトーテムをかけると、トーテムが一匹の鷹となり、地中に向かって飛び潜った。そしてオーカ将軍とハプ司祭に頷きで合図をして……精霊界最大な封印術を発動する。
オデロス・オーカ・ハプ「永凍絕界!!」
『逆時震盪』が始まる頃に、空族の伝送魔法も発動した。
フィリップス「くそ! 精霊界ごと時間を凍結しようだと! 俺様はこんなところに閉じ込められたりはしない!」
そういってすぐ時空の裂け目を開けたが、ジェフロを一目みてから裂け目に入って姿を消した。
『逆時震盪』は永凍絕界によって止められてが、同時に伝送陣も停止してしまい、すべての精霊を伝送することはなく、アサクは幸運にも、伝送で逃げることができた。その瞬間に、ハプ司祭の声が聞こえた。
ハプ「精霊界を救うのには、精霊女王アランダを見つけるしかない。頼んだぞ、アサク」
アサクは涙が止まらないまま、伝送通路に入り、そのまま気絶した。
この戦いの末、精霊界の時間は止まったままになり、誰も入ることができず、そして、誰も出られなくなってしまったのだ。
第四章:人魚之淚
神説年暦36722年 8月19日 月曜日 午前十時
目覚めたアサクが初めに聞こえたのが、ゴーストカード、魔獅子とイリアの三人の声だった。
ゴーストカード、魔獅子、イリア「よかった!」
ゴーストカード「マスター! やっとお目覚めですか!」
イリア「もうーお兄さん! 二度と目覚めないかと心配したんだから!」
アサク「俺は……大丈夫だ。ここどこだ?」
ゴーストカード「僕たちは幻獣界の人魚国に伝送されたのです。女王様がこのお部屋を手配してくださいました!まさか一週間も眠り続けるとはな」
周りを見渡してみたら、さんさんと輝く日の光が水を通して照らしてるとても暖かい部屋だが、どう見ても女性の部屋だ。
ゴーストカード「人魚国には女性しかいませんからね」
アサク「ええ……」
アサクの身の周りにたくさんの花が飾っている。
アサク「で、この花はいったい……」
ゴーストカード(肩を軽くすくめてニヤっと)「マスターのファンたちから送られてきたものです。もう人魚国丸ごと虜にしちゃってるくらい大騒ぎですよ。お見舞いといって花を何度も持ってくる子もいます。なにせ女王様が自ら『美しき眠りの精霊王子』という異名をつけちゃうくらいですからね……」
魔獅子が顔をそらして笑いをこらえている。
そのとき、外から雑踏とした人の声がしてきた。ゴーストカードが、もう起きたってバレたら大変な目に合うから、早く寝たふりをするようにとアサクに合図し、ぬいぐるみのふりをした。アサクが横になって寝たふりをすると、やはり十何人の人魚の女の子がプレゼントと花をもって部屋に入ろうとする。魔獅子がすぐ姿をけして入口を塞ごうとしたが意味がなく、女の子たちが部屋に駆け込んできて、祝福を込めてアサクの頬にキスして、わいわいとはしゃいでからやっと部屋をでた。
皆出た後、アサクは起き上がり、キスされた頬を少し撫で顔を赤くして、満足しそうに笑った。それをみて、隣のイリアは不機嫌そうに口を尖らせた。
ゴーストカード(アサクの頭に一発殴って)「しっかりしなさい!」
アサク「俺見世物じゃねえし。早くここを出て情報を探そう」
イリア「お兄さん今や『美しき眠りの精霊王子』ですから、そのまま外にでると騒ぎになっちゃいます。イリアが変装して差し上げますわ」
人魚国は結界によっと海の中に沈んでいる王国で、結界の中なら、地上と同じように呼吸ができるところ。
この日、大通りに変な歩き方をする一人の人魚(?)の女性(?)がいた。そう、それはまさに、髪型を変えて化粧もし、方にピエロのぬいぐるみを乗せたメイド服姿のアサクだ。その隣に人魚に成りすましたイリアと、術で姿を消した魔獅子。
アサク「なんで俺が女装しなくちゃならねえんだよ! 不格好だし、下スースーするし!」
イリア(笑いながら)「パンツを履かないからでしょう」
アサク「女のパンツなんてぜってー嫌だ!」
ゴーストカード「こうでもしないと、街中で正体ばれたら、何千何万の人魚の女の子が寄せてきますよ」
魔獅子「さすがにそんな大勢は止められませんな」
アサク「ここ一体どうなってんだよ。空気もすごく濁ってる気するし、風もない、なんか変な感じ」
ゴーストカード「人魚国は昔からとても排外的で、特に同じ幻獣界の百獣国とは敵対関係です。僕も魔獅子も百獣国の民なので、気付かれないようにしないといけません。人魚国は精霊界との関係がとても良いと聞きます。それで、こちらに伝送されたかもしれません」
二人が会話している間に、イリアがすれ違った天使魚と交流し始める。
アサク「魚と話してんの?」
イリア「イリアはすべての生き物と意識疎通ができるのです。かわいい子をみたんら友達になりたくなるんですよ。」
アサク「俺はゴーストカードと魔獅子としか話せねえから」
この時、向かいに何人のメイドを連れて歩く貴婦人らしきの女性がアサクをしげしげと観察する。今にもバレたかとはらはらする二人だが……貴婦人はイリアを眼中にない様子でアサクに話しかける。
貴婦人「あら、ちょっと胸が足りないけど、なかなかじゃないの~あなた、名は何という?どちらの使いなの?」
アサク「お、おそれいります。あ、アクリアといいます。えっと、マダムメールに仕えております」
貴婦人「なんと! あなたのような美人が、あのメールに仕えてるなんて、もったいないわ!」
貴婦人すぐ懐からパールを十個取り出してアサクに渡してこういう。
貴婦人「はい、持って、これは前金よ。すぐあのばばあのところを出て。明日からヴィタリス公爵邸に来なさい」
勝手に言い終わると、パールを手にしてポカンとした顔のアサクたちをお構いなしに、メイドたちを連れてその場を去っていった。
アサク「おっぱい足りないとか……」
イリア「アクリアって……ははははは~女装でもお気に入りされちゃって、すごいですわお兄さん!しかも、デタラメに言ったのに、まさか本当にマダムメールがいるなんて、はははは」
となりにいる魔獅子がもう笑いすぎて腰がぬけそうだ。
アサク「笑う場合か! 大事な任務があるんだぞ! コアがどうなってるわかんないし、ハプ司祭が精霊女王を見つけて精霊界を救えと俺に言ったんだ。メイドごっこしてられるかつうの!」
ちょうどおなかが鳴ったから、近くのレストランが見えて、とりあえず腹ごしらえをしようと店に入った。イリアが天使魚とバイバイして、アサクと一緒に一番目立たない隅っこの席に座ると、メニューに目を通す。
アサク(メシューを見て)「ワンセットでパール一つ!?」
ゴーストカード(すぐアサクの口をふさぐ)「しー、大声出さないでください。嫌なら女王様が用意してくださった部屋にお戻りになれば?なんでも使い放題ですよ」
アサク(プルプルと)「ぜってーやだ。(ちょっと恥ずかしく)まあ女の子にモテるのは悪い気しないけど…」
イリア(一発殴って)「お兄さんのスケベ!」
店員「お決まりですか」
アサク「セットを四つくれ」
店員「お二人でそんなに? 本当にたべられますか?」
アサク「大丈夫。食べられるよ」
店員「かしこまりました。ではパール四つ、いただきました。すぐご用意いたしますね」
食事が運ばれたら、アサクは飲み込むようにパクパクと食べて、ゴーストカードと魔獅子はテーブルの一角にコッソリと食べた。
アサク「俺たちはやく人魚国から出るべきだと思う。百獣国へ行って俺の友人のブラッド国王に助けをもとめよう」
魔獅子「そうはいっても、人魚国では【折畳ノ廻廊】の使用を禁止してるから伝送は無理です。地上の百獣国へ行くのには連結通路を通らなければならないが、もちろん警備がつけてるから、人魚女王の許しがないと通してもらえないんじゃ…」
イリア「それに、何の挨拶もなしに消えるなんて、失礼極まりないことですわ。ここはやはり一度女王様にお礼を申し上げに謁見をした方がいいとイリアは思います。」
ゴーストカード「人魚国と精霊界とは交流がありますが、わざわざ『美しき眠りの精霊王子』なんてマスターの存在を宣伝することに、なにか良からぬ意図を感じます。」
アサク「でもなぁ、戻らないとすると、金を稼がなきゃだな……」
イリア(笑いながら)「お兄さんにメイドになって、イリアたちを養っていただくしかほかありませんね」
ゴーストカード・魔獅子「そうですね」
アサク「なんで俺ばっかりー」
楽しい会話の中で、誰もすでに人魚兵士に囲まれたことに気づかなかった。
人魚兵士「精霊界からきた高貴なる友よ、ご相談があるので王城へと、女王陛下直々のお誘いでございます。」
アサク「あ、見つかっちゃったか」
人魚国王城へ移動する途中でも、熱心のファンたちが道の両サイドを囲んでアサクに“精霊王子さま、愛してる”なんて歓声を上げていた。
夜の人魚国王城にて、案内された正殿では、人魚女王が王座に座っていて、アサクたちの到着を待っていた。二人は一礼する。
アサク「女王陛下、精霊界のアサクと申します。貴国に来たのはその、事故によることでして、どうかお許しください」
ミカナ「わたくしが人魚国女王・ミカナと申す。付き人の二人も、姿を現すがよい」
ゴーストカードと魔獅子は一斉に術を解いて現し、女王に跪いて挨拶を。
ゴーストカード・魔獅子「ご無礼をお許しください」
ミカナ「よい。状況はわかっている。皆のもの、もう去るがよい」
そして正殿には、アサクたちと女王だけが残っている。
ミカナ「わたくしに着いてまいれ」
女王がアサクたちを宮殿にあるガーデンの一角へ連れてきた。
ミカナ「静かに見ておれ、そして何があっても、アサク、わたくしに合わせておくれ」
どういう意味かさっぱりだが、アサクは了承した。
この時、ガーデンに若い女性が歩き出て、上から真っ白な髪をした精霊らしき男が、女性の前に舞い降りてきた。二人は愛情深くに見つめ合い、男が貝殻とクリスタルで飾った花束を取り出して、女性に話しかける。
白髪の男「人魚姫・ユリア、どうか、俺と結婚してくれ」
ユリア(首を振りながら)「フルフィ様、ごめんなさい。婚約はお母さまにお許しを請わなければ、お約束できませんの」
白髪の男(手を引き)「ならば駆け落ちだ!」
ユリア(もう一度首を強くふる)「私もあなた様をお慕い申し上げておりますが、そのようなことは許されませんわ」
フルフィが強引にユリアを連れて行こうとすると、ミカナ女王が影から出た。
ミカナ「この無礼者、娘からその手を離し、今すぐ立ち去れ!」
フルフィ「女王だからって俺が怖気づくとでも思うのか。本気で暴れたら、この人魚国では俺に勝てるやつなんかいないぞ」
ミカナ「さぞ傲慢とみえる。まあ確かに、わが人魚国は、強いおのこを国王にし国を守ってもらう必要があるが」
フルフィ「はは、それって俺たちの婚約を認めるってことだろう?」
ミカナ「国王は実力と美しさを備える随一のおのこでしかなれぬ」
フルフィ「それはそれは、お褒めに預かり光栄だ、女王陛下」
ミカナ「否、その資格があるのは、そなただけではない。最近王国にいらっしゃった『美しき眠りの精霊王子』が、そなたより容貌が優れて、国民に愛されているのだ」
そう言って、アサクが隠れている物陰に指をさした。
アサクは仕方なく出てきて、どうにもかたくるしい感じで言う。
アサク「俺こそ、真の国王になれる精霊王子だ。貴様、俺をみてさっさと恥じ入って消えるといい」
フルフィ「ならばやってみようじゃないか、誰が勝つか定かではないぞ。な?精霊族のアサク」
アサク「! なんで俺を知ってる??」
フルフィ「……」
ミカナ(一度手を叩く)「もうよい、口喧嘩はおよし。女王たるもの、公正公平でなくてはな。ならば、正式に試合を行うことにしよう。勝つほうが、ユリアの夫となり国王になる。」
アサク「なんだって!?」
フルフィ「のった! いつだ?」
ミカナ「三日後、人魚国のコロシアムにて。」
ユリア「お母さま! なぜそのような勝手な約束を……あんまりです!」
悲しむユリアは泣きながら走っていった。
フルフィ「首洗って待ってろ」
そして飛び立って夜の空に消えた。
アサク・ゴーストカード・魔獅子「はめられた……」
女王は静かに頷いて微笑みをみせた。
正殿に戻ると、アサクがトンと床に座り、とても不機嫌な様子だ。
ミカナ「すまなかった。がしかし、それも無礼を承知で仕方なくしたことなのだ。なにせ、人魚国にはもはや幻獣であるあやつを止めるのに十分な力を持たぬからのお」
アサク「幻獣?フルフィのことですか、女王陛下」
ミカナ「いかにも。あやつが幻獣界百獣国『幻化部族』狐の一族のもの。人魚の民は決して百獣国のものと結ばれてはならぬのだ」
魔獅子「今の幻獣界では三大国が均衡の敵対状態にあります。ゴーストカードと自分も、囚われてないだけでも幸いってくらいです」
アサク「でも、人魚国って軍備がそこまで弱まってますか。それに二人が愛し合ってるのなら、別に硬く掟を守らなくても」
女王が立ち上がり、王笏で王座の真上を指すと、天井が突然崩れて、その奥にあるのは……
アサク「鏡返ノ核!? しかももう真っ赤で……すでに震盪が発生した!」
すぐ【不帰ノ羅針盤】を取り出して、巻き戻された時間を測るが、なんの変化も見られない!つまり、人魚国が『逆時震盪』の影響を受けなかったことになるが、ありえない。一体どういうことだろうと、アサクは驚きを隠せない。
その時、大量の魔物がコアから湧き出して、みなすぐ戦闘態勢に入る。その中の一匹が女王に襲い掛かる。
イリア「陛下! 危ない!」
驚くことに、魔物が女王の体を触れることなく、そのまま通ったのだ。
ミカナ「心配ない。精霊アサクよ、この鏡返ノ核を封印してもらえぬか」
アサク「わかりました!」
仲間の援護でコアに近づけて、【聖獄ノ籠】で封印を成功すると、呪縛から解き放ったように、今まで人魚国を覆う濁った空気が一気に晴れた。
再び王座に座り、女王はことの真相を語り始める。
ミカナ「コアが出現したのが半年前のこと。我が人魚国軍隊の総出でも、魔物の軍勢には太刀打ちできなかった。そして、『逆時震盪』が起きたのだ」
アサク「ではなぜ時間の変化が測れなかったのですか?」
ミカナ「それは巻き戻された時間の長さが130年がゆえ。130年前、人魚国はこの深い海の底ではなく、ちょうどここから真上の島にあった。海に沈んだのが30年ほど前のこと」
ゴーストカード「てことは、震盪のせいで130年前の人魚国が今再びそこで現れたってことですか」
ミカナ「そうじゃ」
アサク「じゃ震盪の後…ここは……」
ミカナ「消し去られてしまったよ、なにもかも。今そなたたちが見るすべてが思念体だ。それでも、我々は今もこのように、ここにおる。」
左耳に飾ってる雫の形をした耳飾りを取り、女王は続けた。
ミカナ「これは人魚国の国宝・【人魚ノ涙】というもの。『逆時震盪』の際に引き起こされた全国民の恐怖と悲しみが、【人魚ノ涙】の力を発動させた。」
アサク(悲しむ)「今目の前の女王陛下も、ここにきてから見た人魚たちもみな……【人魚ノ涙】の力によって保存された魂ですね……」
イリアがもうこえずに泣き出している。
ミカナ「心優しき精霊、アサクよ。わたくしは、ユリアとフルフィの愛を、婚約を認めぬわけではない、できぬのだ。そうさせてしまったら、ユリアも民もみな、国が滅んだこと、自分がもうこの世にいないことを思い出してしまう。どうかこの秘密を、守っておくれ」
二人は涙を流しながら頷いた。
ミカナ「芝居でもよい。フルフィを破り、ユリアと結婚し新たなる国王になって、民に希望を与えてやっておくれ。そしたら【人魚ノ涙】も役目を遂げ、人魚国は幸せ満ちる中で消える。これがわたくしの最後の願い、手伝ってくれるかい」
アサクは黙ったまま頷き、イリアが王城に響き渡るくらい大泣きをした……
三日後。
人魚国のコロシアムは人で賑わっている。ほぼ全国の人がここに集まって、人魚の姫君の夫を決める試合を楽しみに待っているのだ。
用意を済ましたアサクはゆっくりと、会場へ続く廊下を通り、コロシアムに入る。
第五章:幸せの微笑み
神説年暦36722年 8月22日 木曜日 午前十時
ほぼ全国の人が集まったコロシアムでは、熱烈な歓声が上がっている。今日の試合で、ユリア姫の夫となる、新たなる国王が決まるのだ。みなの期待の中で、試合が始まった。
アサクとフルフィはリングの中央に立っている。すでに対峙する二人だが、表情から気持ちの差がうかがえる。今にも暴れ出しそうに興奮しているフルフィに比べて、アサクはどこか悲しみを漂う感じだ。アサクが女王に一目をやると、女王が軽く頷いた。その左には泣き止まないユリア姫に、右がイリアが座っている。
法螺貝を吹き鳴らす音がコロシアムに響き渡り、試合開始!
フルフィが手にエネルギーで形成された槍で襲い掛かり、アサクはゴーストカードと魔獅子の力で武装状態で構える。【日輪ノ剣】と【光ノ槍】がぶつかり合い、火花を放つ。一進一退の攻防戦はどちらも譲らない気合だ。この時、フルフィが“光剣魔法”で攻め寄せてきて、驚いたアサクはすぐ左手のシールドで防御した。
アサク「! 見間違いじゃねえよな、あれは俺の光剣魔法だよね?」
魔獅子「はい、確かに、光剣魔法です」
フルフィ「あれ、おかしいな。アサク、お前魔法が得意じゃなかったっけ?なんで剣ばっかり使うんだ?魔法はどうした?」
アサク「う……」
ゴーストカード「マスター! このフルフィ、なぜか懐かしい気がします。きっと僕たちが知ってるものです。」
フルフィ「面白くなってきたな。んじゃ、遠慮なくいくぜ!」
手のひらからどんどん光剣魔法を打ち、同時にアサクに向かって突進して【光ノ槍】を突き刺す!
アサクは右手に持つ【日輪ノ剣】で【光ノ槍】を受け止め、左手に正三星陣魔法を自分に向かってきた光剣を吸収しようとしたが、三発までしか容量がなく、やはり何発はくらってしまった。そして体を捻り三星陣魔法“極光聖破”を出した!この攻撃を予想できなかったフルフィは間一髪でこの攻撃を避けたが、余裕を与えずに続いて【日輪ノ剣】を振って出された“陽輝閃撃”の挟み撃ちについに負傷、慌ててアサクとの距離を引き離した。
フルフィ「やるじゃないか、でも光属性の魔法攻撃は、同じ属性の俺には効果が出ないぞ。吸収での反撃だけじゃ、俺を倒せない!」
そういって、真っ白な長い髪を持つ精霊の少年の姿が歪み、巨大な白いキツネと変身した!そして周りに同じく白いコギツネが何匹も一緒に現れた。
アサク「うっ、俺キツネ苦手なんだけど……」
コロシアムに悲鳴があちこちから聞こえてくる。人魚国の人たちが逃げ回り、愛する人が異形のものに変貌したのを目の当たりにしたユリアは恐怖で戸惑っていると、これそこがフルフィの真の姿だと女王に告げられ、騙されたと思わず涙がこぼれる。
巨大な体と尾を駆使して攻撃してくるフルフィ。魔法による攻めも止まらず “星雲貫通銃”を出した時、アサクはゴーストカードと魔獅子を離して、両手同時に正三星と逆三星陣魔法を発動し、フルフィが放つすべての光の矢を吸収した。
空中に高く飛んで、両手の手のひらを合わせて、左には正三星の陣、右には逆三星の陣、天地印結!両手の陣魔法が一つになり、光の六星陣魔法を放つ!!
アサク「霸・極光殺陣!!」
全方位からの光剣がフルフィに襲い掛かった。同じ属性だと効果が弱まるが、無数の剣陣でフルフィがバランスを崩したそのすきに――
アサク「こい!【日輪ノ剣】!」
ゴーストカードが変身した【日輪ノ剣】を右手に握って、フルフィの頭の上に飛び乗り、剣のさきを脳天に打ち込みとする時、魔獅子が突然アサクを止めた。
アサク「魔獅子?」
ゴーストカードも変身を解けてアサクにやめるように願った。
アサク「なんで止めるんだ?」
ゴーストカード「フルフィが誰なのか、まだわからないのですか、マスター」
その時、力尽きたフルフィが倒れて、本当の姿――一匹の小さな白いキツネに戻った。
イリア「かわいいですわ!」
ユリア「その姿なら、いいかも……」
女王の睨みで二人はすぐ口をつむいだ。
フルフィ(アサクに跪いて)「強きものに従いしもべとなりて、われここに契約を結ぶことを誓う」
そしてフルフィの体が無数の光の粒子になり、アサクの手のひらに集中すると、ゆっくりと槍の形になった。
アサク「これは…【光ノ槍】だ! 俺が小さな頃に失くしたあの【光ノ槍】だ!」
【光ノ槍】を高く掲げて勝利のポーズをすると、コロシアムに喝采が沸いた。
ミカナ「これにて、アサクを我が国の新たなる国王、わが娘・ユリアの夫となる。さあ、みなのもの、祝言の用意じゃ」
夜、用意された部屋で休むアサクたち。
アサク「あの時、精霊界の『嘯きの谷』から人魚国に流されてたんだ。で、震盪の影響で【光ノ槍】の封印が解かれて幻獣の姿を取り戻したあなたは、ユリア姫に一目惚れして、精霊に成りすまし恋人になった。」
フルフィが黙って頷く。
イリア「だからユリア姫を連れだして、最後くらい幸せになってほしいと思ったのですね。」
フルフィ「……(泣き出す)」
アサクがフルフィの手を取って言う。
アサク「あした、一緒に人魚国を幸せにしよう」
アサクの言葉を聞いて、フルフィは我慢できずに大きく泣き出した。
イリア(フルフィを抱きあげる)「泣かないで、よしよし、フルフィ、イリアとお友達になりましょう」
翌日、盛大な婚礼が行われた。華やかなヴァージンロードを歩くアサクとユリア。傍らにいるイリアの笑顔が、なぜか少し引きつっていた。
女王自らアサクに栄光ノ指輪を付けて、新しい国王の誕生を告げる時、人々は楽しい歓声を上げながら、満面の笑みでありがとうと言い、一人また一人、ゆっくりと消えた。女王がアサクの手を、ユリアがフルフィの手を握りしめ、微笑んで感激を伝えると、耳に飾っている【人魚ノ涙】がひび割れ、二人もゆっくりと姿が消えてゆく。完全に消える前に、女王がアサクにこう言った。
ミカナ「130年前のあの人魚島へ行くがよい。王座に隠してある【人魚ノ涙】を探したまえ。それは幻獣界三大神器の一つ、必ず探し出し、わたくしに届けておくれ」
アサク「届けるって、どうやって??」
女王に聞こうにももう完全に消えて、人魚国にはもう生気が少しも感じなくなって、結界が消滅するとともに、海水が入ってきた。
アサク「ヤバい! 城が水没しちまう! とりあえず地上に逃げよう!」
ゴーストカード「結界が消えたから【折畳ノ廻廊】もう使えるはずです!」
イリアがすぐ【折畳ノ廻廊】を使い、みなを伝送した。
神説年暦36722年 8月24日 土曜日 午後三時
震盪によって再び出現した130年前の人魚島に到着したアサクたち。コアがもう封印されたので、大して強い魔物がいないし、雑魚を片付けていくと、王座の下に【人魚ノ涙】を無事見つけることができた。
アサクは【人魚ノ涙】をペンダントにして、フルフィにつけた。彼はペンダントを握りしめて涙をこらえながら誓う。
フルフィ「……今度こそ、必ずユリアを守って見せるよ」
指に付けられてる栄光ノ指輪をみて、アサクが呟く。
アサク「俺、結婚しちゃったんだな」
イリア(心)「本当に結婚したわけではないのに、なぜかお兄さんが取られた気がします。イリアが落ち込む理由なんか、ないはずのに、この気持ちは……?」
イリア(涙目でアサクに抱きつく)「イリアはずっとお兄さんと一緒にいます。イリアを一人にしないで」
アサク「? どうした? 大事な妹を置き去りにするはずねえだろう。よしよし」
イリア「イリア、お兄さんが大好きです。お兄さんのお嫁さんになるのはイリアだけですよ!」
アサク「え?」
一瞬、沈黙の時間が流れた。
話を変えようとゴーストカードが言う。
ゴーストカード「これからどうします? マスター」
アサク「俺がエデンの村に向かう前に、すでに妖精界の時間図書館で『逆時震盪』が起きていた。そして、今回の人魚国、正直ショックだよ……妖精界の現状が気になる。だから妖精界へ行こう、もしかしたら時間図書館でなにか新しい手がかりが見つけるかも」
一同「うん!」
【折畳ノ廻廊】を開いた。アサク、イリア、ゴーストカード・ウダ、魔獅子・サモエドに新たに加えた幻狐・フルフェ、一行が次なる目的地・妖精界へ向かう。
第六章:矛盾たる真義宝典
神説年暦36722年 8月28日 水曜日 午後七時
アサクたちが妖精界に到着するものの、妖精の森に迷い込み、どうしても妖精王国にたどり着けない。
アサク「妖精界の結界って厄介だな、まるで迷宮みてぇだ。どう歩いても出れねえし、【折畳ノ廻廊】で直接伝送もできない。これじゃいつまでたっても時間図書館にたどり着けねえぞ……」
新しくできた友達のガガ鳥を肩に乗せて、イリアも疲れた顔でいう。
イリア「もう歩けません……少し休憩しましょうよ、お兄さん」
フルフィ「腹減ったー」
アサク「しかたない、キノコを採ろう」
フルフィ「ええ~来てからずっとそれじゃん……」
その時、おいしい匂いがどこから漂ってきた。たどってみると、池の近くに美味しそうな鍋が出来上がっている。
アサク「いい匂いだ!」
フルフィ(マイ食器を取り出して)「準備万端! 食べよう」
アサク「持ち歩いてんのそれ」
フルフィ「みなの分もあるぞ~」
ゴーストカード「盗み食いはよくありません……」
イリア「ひ、一口だけなら、大丈夫ですよね、本当にいい匂い……」
魔獅子は何も言わないが、腹の虫は誠実だ。
おいしい匂いの誘惑に負けて、みなにして “おいしい、アツアツ”と言いながら食べ始めて間もなく、一人の巨漢の怒鳴り声が響く。
巨漢「こら! 盗み食いめ!」
が、アサクと目が合う瞬間――
アサク「カーバン!」
カーバン「アサク!」
二人は古き友と久々再会した嬉しさに抱き合った。そしてゴーストカードと魔獅子にも。
カーバン「まさかまた精霊の守り神たちに会えるなんてな。会いたかったぞ!」
イリアも嬉しくてカーバンに抱きついた。
イリア「これ、カーバンさんが作った野原スープだったんですね!通りでおいしいわけですわ~」
アサク「無事でよかったよ~カーバン」
カーバン「俺先月に火族製錬師の修業を遂げるための素材集めをしに、精霊界から幻獣界に行ったんだ。帰ろうとしたら精霊界が丸々消えた感じでなぜか帰れなくて、連絡しようにも手段がないから、妖精界で何かわかるかもって思って。そんで今食いしん坊のお前らと会ったわけだ。な、精霊界に一体何があったんだ?」
アサク「……カーバン、落ち着いて聞いてくれ」
そしてことの顛末の説明を聞いたカーバンが、力が抜けたように座り込んで、またすぐ起き上がってアサクの胸元を強くつかむ。
カーバン「じゃあみんなは? 他の精霊たちは今どうなってる??」
アサクはカーバンの手が離すようにつかんで、俯いてゆっくり口を開く。
アサク「無事脱出した人がどれくらいいるかわからない。今のところ、俺たちが会えたのは、あなただけだ……」
カーバン「……くそ!」
悲憤に満ちたカーバンの拳は、一発で軽々しく森の木々を殴り折った。
ゴーストカード「カーバンさん、どうしたら妖精王国に入れるかわかりますか?」
カーバン「知ってる。でももう日が暮れた。妖精王国を覆う結界が夜になると無限ループの迷宮になる。王国へ続く道は昼でしか現れないから、日が昇るのを待つしかない」
イリア「本当に迷宮だったんですね。お兄さんが方向音痴だからとばかり思いました」
フルフィ「待つしかねえんだろ?明日のためにも今は腹ごしらえして休もう」
アサク「そうするしかないようだ」
魔獅子「みなさんは休憩を。夜番は自分に任せてください」
カーバン「そういえば、この白いキツネって誰だ?」
アサク「幻獣になった【光ノ槍】だよ」
カーバン「ええ~~、ちょっとアサク、お前、まだ何か隠してねえか?」
アサク「横になりな、ゆっくり話すよ」
神説年暦36722年 8月29日 木曜日 午前八時
朝、アサクとカーバンははっきりと目の下にくまがついてる。一晩中人魚国の出来事をしつこく聞いて、二人とも一睡もしなかったのだ。
ゴーストカード「お二人さん、一晩中ずっと話し込んでてうるさかったですぞ」
魔獅子「同意」
アサク「しつこく聞いてくるカーバンが悪いんだぞ」
カーバン「だってさ、まさかアサクが結婚するとはな、人魚国の国王にまで……それに、あんなのあんまりだよ……」
アサク(軽く肩を叩く)「丸一夜感傷に浸っててもういいだろ? はやく妖精の村に連れていってくれ」
荷物をまとめて、カーバンに続いて森に入り、しばらくして、一つの吊り橋に着いた。
カーバン「この先が妖精の村だ」
村に入ると、そこにはもうひどい光景になっている。
妖精界の東北方向、つまり時間図書館が位置する方には、険しい炎が燃え上がっていて、どうやら魔物が出てこれないように囲んでいるらしい。城下町あたりが戦闘の跡がみられるが、幸い損害が大きくないようだ。
村の妖精たちはみな疲れた様子で、その中に怪我人もいる。アサクをみると、すぐ慌てて知らせに人を出した。
村の妖精「早く女王陛下にお知らせを! 精霊界のアサク様が来てくださったぞ!」
一人若い妖精が駆けてきてアサクに話かける。
若い妖精「アサク様、待ってました! 早く王城にお越しください。女王陛下がお待ちです」
アサクたちが妖精王城に案内され、妖精女王・ルナミアに謁見することになった。
途中に見る正殿がひどく損傷であちこちボロボロになっていて、妖精女王もひどい怪我を負い、寝室に寝込んでいる。寝台のすぐそばまで案内されると、女王に付き添う侍女の一人が、カーバンに飛び込んで泣き出した。
カーバン「俺たちが来たからにはもう大丈夫だ、サナ、心配するな」
アサクとイリアはもう一人の侍女の傍に。
イリア「サヤお姉さん、大丈夫ですか。」
アサク「事情を説明してくれ」
サヤ「二ヶ月ほど前、時間図書館の中央ホールに見たことないコアが現れ、たくさんの魔物が出てきて……女王陛下がすぐ兵を向かわせたんだけど、翌日に急に強烈な震波が起きて、図書館一帯の景色が変わったし、そこにいたはずの人々もみなどこかに消えて……それからすごくでかい岩石巨獣が図書館の外壁に登り出ると、まるでそれが合図みたいに、魔物が外に拡散して周りを攻撃し始めたんです。村がもちろん、王城も免れなくて、最後に女王陛下が古代神器【火竜ノ斧】を異変の境界線に刺して炎ノ結界を張ってやっと、魔物を閉じ込めることができました」
サナ「境界線を越えた魔物を辛うじて退治したけど、それで女王陛下に怪我を負わせてしまいました……守り切れなかった私たちが悪いんです……私……」
そう言ってサナまた泣き出す。
アサク「今すぐ時間図書館に向かって魔物を消してくるよ。でもあなたたちはついてくるな。逆時震盪の影響を受けないのは精霊である俺たちだけだから」
その時、妖精女王が目を覚ました。侍女の二人はすぐ女王の傍にいって、起き上がるをの支えた。
ルナミア「精霊界での出来事はもう、夢を通してすべて知った。これは巨大なる陰謀である。敵が時間図書館を狙った理由は歴史を歪ませること。おそらく図書館で巻き戻された時間の記録は消えてしまったのだろう。どうかそこにある【真義宝典】を探し出して、わらわに届けてほしい。まだ修復できるやもしれぬ」
サヤが一つの水晶玉を取り出してイリアに渡した。
サヤ「この水晶は君たちがいるところの様子を映してくれます。これで【真義宝典】を探すのを手伝います。」
イリア「水晶でこんなことができるなんて、すごいですわ」
アサク「一刻も争う事態だ、出発しよう」
サナ「ご案内いたします」
神説年暦36722年 8月29日 木曜日 午後十二時
みなは【火竜ノ斧】を刺したところまできた。
サナ「一緒に入れないから、私はここまでです。どうかお気を付けて」
カーバンが【火竜ノ斧】に向かって言う。
カーバン「カイネ、お前まだやれるか?」
が、【火竜ノ斧】からなんの返答もない。
カーバン「どうやら炎の結界に集中してるらしい。邪魔しないでおこう」
アサク「でも、どうやって入るんだ?」
カーバン「俺は火の精霊だぞ、任せろ。 (両手を前に掲げて)陣防術・赤焔ノ壁」
カーバンがそう唱えると、火で構成された壁が結界の炎をかき分けて、時間図書館まで道が現れた。
【不帰ノ羅針盤】で測ってみると、なんと、1500年もの年月が巻き戻されたのだ。
アサク「1500年も? なんでそんなに昔にまで……とりあえず今は、中にあるコアを封印して魔物を消すのが先だ。いくぞ!」
火の道を通り、無事にホールまで着いたが、やはりそう簡単にはいかず、図書館の外壁にいた岩石巨獣が、魔物をつれてコアを守りにまた戻ってきた。
ふと気づくとイリアの隣が三尾猿になっている。
アサク「友達変えるの早すぎだろ」
イリア「ガガ鳥は火が苦手なんです。だから三尾猿に付き合ってもらうことにしましたの」
アサク「逆時震盪した空間に入って無事でいられるのは俺たち精霊だけなんだろ。なんで三尾猿を連れてこれたんだ?」
三尾猿がなぜかイリアと同じ淡いピンクの光を発している。
ゴーストカード「僕と魔獅子がこの空間に入れたのは、マスターとの主従関係でマスターの精霊の力で守られているからです。今三尾猿もイリアさんと主従関係になったから、同じように守られていますよ」
イリア(三尾猿を抱いて)「怖がらなくてもいいですよ。イリアお姉さんが守ってあげますわ。一緒に冒険しましょう」
アサク「あっそ。早いとこ用事を済ませようか。イリア、あなたはカーバンと水晶玉を持って【真義宝典】を探してくれ、戦闘中に壊れたりしたら大変だ」
カーバン「おう。イリアちゃんを俺が守る。任せろ」
そして魔獅子を召喚して魔装に変身させて防御を整えるが、ゴーストカードが【日輪ノ剣】に変身できない。
ゴーストカード「図書館の中では日の光が弱すぎて変身できません。このままフォローにまわります」
フルフィ「じゃ俺が!」
そういって【光ノ槍】に変身。槍を手に持つアサクは一振りして嬉しそうに言う。
アサク「この感覚、懐かしいぜ! 一緒に戦うのも久しぶりだな。星雲貫通銃!」
すぐ技を出して岩石巨獣と戦い始めた。
一方、イリアは水晶玉を通し、サヤの誘導を頼ってカーバンと一緒に【真義宝典】を探す。邪魔する魔物を、カーバンは図書館の土属性を利用して“陣防術・石屑爆撃”で打ちのめし、やっと宝典にたどり着けたが。なんと、コアの出現場所が、宝典の真上だ。
カーバン(叫び)「アサク! 宝典を見つけたぞ! コアもここだ!」
三尾猿が隙を見て宝典を取り出して、イリアに渡した。襲い掛かる魔物はカーバンが相手している。
岩石巨獣との戦いがどうもうまくいかない。防御が硬すぎて、傷一つまともに与えられないでいるアサク。
アサク「かたっ!これじゃ倒せそうにないぞ」
フルフィ(半泣き)「いたたた! 壊れる! 俺壊れちまうよ~~」
岩石巨獣の強力な一撃で、アサクとゴーストカードがぶっ飛ばされた。
魔獅子「マスター、申し訳ございません。もう…」
言い終わらないまま、魔獅子の変身が解けてしまい、地に転んで、傷だらけになっている。
アサク「倒せないなら策を変えよう。動けないようにして、先にコアを封印すれば、こいつも消えるだろ!」
フルフィ・ゴーストカード「どうやって??」
ゴーストカード「あっ! (フルフィをみる)光をください!」
フルフィ「! なるほど! その手があったか!!」
ゴーストカードが【光ノ槍】からの強い聖光を浴びて変身し、融合して【天斬のエクスカリバー】となった。【天斬のエクスカリバー】で岩石巨獣を射ぬいて壁に釘付けた。
魔獅子に乗ってコアのところに駆け付けて、【聖獄ノ籠】で封印すると、魔物が一斉に消えた。やっと一件落着と放心して、みんな力尽きで地に倒れた。
妖精王城に戻り、宝典を女王に渡すと、女王は妖精界の生き残った記録士を集めて、過去1500年分の歴史を再び宝典に書き込んだ。が、そこに一つ重大な矛盾を、女王は気づいて、すぐアサクたちを呼んだ。
ルナミア「この世のあらゆる命・物・出来事を記録している【真義宝典】は、間違いはないし、不足もあってはならない。だが……」
アサク「どうしましたか?」
ルナミア「……そなたに関する記述が、一切ないのだ。つまりはアサク、そなたがこの世に存在しないことになる!」
まるでこの言葉を合図のように一瞬周りの空間が歪みだして、それが消えた時には、人々の顔色が何やら違うように見えた。
サヤ「あなた誰ですか! 勝手に踏み入れるなど許されませんよ!」
サナ「侵入者がいます! はやく女王陛下をお守りください!」
ルナミア「この無礼者、わらわの寝室とわかっての所業か」
アサク(慌ててカーバンに)「俺のことわかる??」
カーバン「もちろん」
アサク「イリアは?」
イリア「大好きなお兄さんを忘れるわけありませんよ」
アサク(魔獅子・ゴーストカード・フルフィに)「あんたたちは??」
魔獅子「覚えてます」
ゴーストカード「覚えていますよ」
フルフィ「覚えてるぞ」
アサク「じゃあ、いったい何が……」
女王を守るべく妖精の禁衛軍が駆け付けて叫び出す。
妖精兵士「侵入者を捉えろ!」
カーバン(サナに向けて)「俺のことわかるかい?」
サナ「? カーバンさんでしょう? あなたとイリアちゃんがいてくれたおかげで、コアの魔物を退治できましたわ」
カーバン「どうなってる? そうじゃないんだ、こいつが俺の仲間のアサクだぞ??」
ゴーストカード「とりあえず逃げましょう、マスター」
奇妙な状況で仕方なくカーバンとイリアをその場に残して、魔獅子がアサク、ゴーストカードとフルフィを乗せて窓から寝室から逃げ出した。魔獅子の背に乗って逃亡するアサクは、複雑な気持ちで遠く眺める。
アサク「それじゃ俺は、誰だ?」
to be continued~
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「何十回の夜を過ごしたって得られぬような」的推薦目錄:
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- 關於何十回の夜を過ごしたって得られぬような 在 moon drop【僕といた方がいいんじゃない 】Music Video 的評價
何十回の夜を過ごしたって得られぬような 在 王秋陽老師的日語教室-秋日和風讀書室 Facebook 的最讚貼文
<舊文分享>
「番(ばん)」的整理
「番(ばん)」算是大家很熟悉的一個日文詞了,連台語當中都殘留有「番」的說法。「番(ばん)」基本上是表示號碼,也就是代表「番号(ばんごう)」(號碼)的「番」。像是大阪就有一個購物中心叫做「阪急三番街(はんきゅうさんばんがい)」,而小時候也常常會看到有店家的名稱叫做「三番街」什麼的,感覺就是一股濃濃的東洋味。而其中第一個號碼的「一番(いちばん)」除了當作「一號」之外,也可以當作副詞「最~」來使用。另外,「番(ばん)」還有表示「順序」的意思,通常可以用「~の番」來表示「輪到某人」的意思。
以下整理一些有關「番」的用法及詞語。
番(ばん)→~號。順序。輪值。看守、看門。
三番打者(さんばんだしゃ)→三號打擊者。第三棒打者。
背番号十番(せんばんごうじゅうばん)→制服背後號碼十號。
右(みぎ)から五番目(ごばんめ)の本(ほん)→從右邊算過來的第五本書。
一番(いちばん)で試験(しけん)に合格(ごうかく)した。→以第一名的成績通過了考試。
三番勝負(さんばんしょうぶ)→三場比賽。三輪比賽。
三番(さんばん)とも勝(か)った。→三場比賽全都獲勝。
七十一番職人歌合(しちじゅういちばんしょくにんうたあわせ)→七十一組職人和歌賽
謡曲(ようきょく)二百番(にひゃくばん)集(しゅう)→謠曲兩百首歌集
交響曲(こうきょうきょく)第十二番(だいじゅうにばん)→第十二號交響曲
電話番号(でんわばんごう)は何番(なんばん)ですか。→電話號碼是幾號呢?
今度(こんど)は君(きみ)の番だ。→這次輪到你了。
次(つぎ)は田中(たなか)さんが読(よ)む番です。→接下來該田中同學唸了。
掃除(そうじ)の番に当(あ)たる。→擔任打掃的輪值。
店(みせ)の番をする。→看守店鋪。顧店。
荷物(にもつ)の番をする。→看守行李。
番を待(ま)つ。→等待值班。
番を交代(こうたい)する。→交班。換班。
番に当(あ)たっている人(ひと)→正在值班的人。
犬(いぬ)に羊(ひつじ)の番をさせる。→讓狗看羊。
番記者(ばんきしゃ)→以某人為特定採訪對象的記者。
首相番(しゅしょうばん)の記者(きしゃ)→專門跑首相新聞的記者。
福田番(ふくだばん)→專門以福田康夫首相為採訪對象
一番(いちばん)→最。最優秀。最重要。第一。第一名。
台湾人(たいわんじん)が旅行(りょこう)に一番(いちばん)行(い)きたい国(くに)は日本(にほん)です。→台灣人旅行最想去的國家是日本。
台湾(たいわん)で一番(いちばん)暑(あつ)い月(つき)は八月(はちがつ)です。→台灣最熱的月份是八月。
日本料理(にほんりょうり)で寿司(すし)が一番(いちばん)好(す)きです。→日本料理當中我最喜歡壽司。
一番の成績(せいせき)で卒業(そつぎょう)する。→以第一名的成績畢業。
何(なに)よりも健康(けんこう)が一番だ。→健康比什麼都重要。健康是最重要的。
風邪(かぜ)の時(とき)は寝(ね)るのが一番だ。→感冒時睡覺是最好的了。
小籠包(しょうろんぽう)を食(た)べるならこの店(みせ)が一番だ。→要吃小籠包的話,這家店是最棒的了。
春一番(はるいちばん)→日本在立春過後第一次颳起的強烈南風。(氣溫會隨之上升)
一番星(いちばんぼし)→傍晚出現的第一顆星星。
一番茶(いちばんちゃ)→春天最初採製的新茶。
一番線(いちばんせん)→電車的一號線路。一號線月台。
一番手(いちばんて)→最有希望獲勝的人。在競爭中最被看好的人。
横綱争(よこづなあらそ)いの一番手→最有希望贏得橫綱的力士。
一番乗(いちばんの)り→最先抵達該處。
甲子園(こうしえん)に一番乗りしたチーム→最先抵達甲子園的隊伍。
一番風呂(いちばんぶろ)→剛放好的洗澡水。第一個泡澡。(日本通常是泡澡,習慣是先將身體仔細清洗乾淨後,再進入浴缸泡澡。而由於全家人會共同使用相同的洗澡水,所以通常訪客都會被安排洗「一番風呂」,以示對客人的尊重。)
一番電車(いちばんでんしゃ)/一番列車(いちばんれっしゃ)→首班電車。第一班火車。
一番勝負(いちばんしょうぶ)→一場比賽決勝負。
開口一番(かいこういちばん)→一開口就…。
開口一番相手(あいて)を批判(ひはん)した。→一開口就批評了對方。
ここ一番(いちばん)→最緊要的關頭。關鍵時刻。危急時刻。
ここ一番の時(とき)に実力(じつりょく)が出(で)ない。→在最緊要的時刻發揮不出實力。
番号(ばんごう)→號碼。
電話番号(でんわばんごう)→電話號碼。
内線番号(ないせんばんごう)→分機號碼。
代表番号(だいひょうばんごう)→公司的總機號碼。
口座番号(こうざばんごう)→銀行的戶頭帳號。
暗証番号(あんしょうばんごう)→密碼。
会員番号(かんいんばんごう)→會員號碼。
受験番号(じゅけんばんごう)→准考證號碼。
郵便番号(ゆうびんばんごう)→郵遞區號。
原子番号(げんしばんごう)→原子序(號)。
ID番号(アイディーばんごう)→身分證號碼。
背番号(せばんごう)→球員制服背後的號碼。背號。
店番(みせばん)→顧店。看管商店的櫃台。
当番(とうばん)→輪值人員。值班。值勤。
当番につく→進行輪值工作。
当番がまわってきた→輪到我擔任值班工作。
私(わたし)は毎週(まいしゅう)一度(いちど)当番になる。→我每個禮拜會值班一次。
掃除当番(そうじとうばん)→輪值掃地的人員。
炊事当番(すいじとうばん)→輪值煮飯的人員。
非番(ひばん)→非值班。不當班。
非番の警察官(けいさつかん)→非勤務中的警察。
早番(はやばん)→早班。早班工作。
遅番(おそばん)→晚班。晚班工作。
週番(しゅうばん)→以一週為單位交替的值班工作。值週。
輪番(りんばん)→輪流。輪值。
役員(やくいん)は輪番制(りんばんせい)にする→幹部以輪流的方式來擔當。
輪番で夜警(やけい)にあたる。→輪流擔任夜晚的巡邏守衛。
代(か)わり番(ばん)こ→輪番上陣。輪流。交替。(「代わり番」的口語型態)
代わり番こにブランコをする。→輪流盪鞦韆。
代わり番こに荷物(にもつ)を持(も)つ。→輪流交替地提行李。
寝(ね)ずの番/不寝番(ふしんばん)→徹夜看守。不睡覺地看守著。
料理番(りょうりばん)→廚師。料理人。
天皇(てんのう)の料理番→天皇的料理人。(1979年出版的杉森久英的文學作品。曾被翻拍成電視劇。)
番人(ばんにん)→看門人。看守。守衛。
番犬(ばんけん)→看門狗。警犬。
番兵(ばんぺい)→崗哨。哨兵。衛兵。
番台(ばんだい)→設置在日式澡堂入口處,用來收錢及觀察客人的高台。日式澡堂中的收費員。
下足番(げそくばん)→在日式旅館或戲院中負責將客人的鞋子放入鞋櫃的人員。
番頭(ばんとう)→舊時商店中的掌櫃或領班,負責掌管店家的所有大小事務。商家的營業經理。(常見於時代劇中)
番長(ばんちょう)→不良少年集團的老大、首領。(常見於動漫影視作品中,現實生活中應該已經不使用)
番を張(は)る。→擔任不良少年集團的老大。
門番(もんばん)→城門警衛。守城門的人。(常見於西洋的童話故事中)
交番(こうばん)→小型派出所。警察的值班崗哨。(常見於車站附近)
留守番(るすばん)→看家。看家的人。
留守番電話(るすばんでんわ)→電話答錄機。自動錄音電話。
110番(ひゃくとおばん)→110。發生事故時報案的電話。
119番(ひゃくじゅうきゅうばん)→119。發生火災時通報的電話。
市外局番(しがいきょくばん)→長途電話區域號碼。長途電話冠號。
順番(じゅんばん)→按照順序。
順番に鬼(おに)になる。→輪流當鬼。(遊戲)
並(なら)んで順番を待(ま)つ。→排隊等候。
なかなか順番が回(まわ)ってこない。→怎麼等都輪不到。等了很久都很難輪到。
どうぞ順番に願(ねが)います。→請按照順序。
定番(ていばん)→固定不變的物品。不會隨著時間或季節而改變的基本款商品或經典商品。
定番商品→不受流行影響的基本款商品。
定番メニュー→必定要吃的基本菜式。
お握(にぎ)りは遠足(えんそく)の弁当(べんとう)の定番→飯糰是遠足時便當的固定基本款。
四番(よばん)/四番打者(だしゃ)/四番バッター→四號打者。第四棒打者。(多為強棒)
番外(ばんがい)→非正式的。型號以外的。例外的。特別的。
番外編(ばんがいへん)→戲劇或節目當中,獨立於本篇故事外的特別篇。
連番(れんばん)/続(つづ)き番号(ばんごう)→連號。連續號碼。(多指彩券或指定席座位的號碼)
欠番(けつばん)→缺號。沒有號碼。
永久欠番(えいきゅうけつばん)→永久缺號。榮譽背號。(為了紀念有傑出表現的球員,在其退休後將其背號保留起來,不再讓其他隊員使用。)
番付(ばんづけ)→一覽表。等級表。順序表。排行順序。
長寿番付(ちょうじゅばんづけ)→長壽者順序表。
長者番付(ちょうじゃばんづけ)→富豪排行榜。(有時是特別指稱由稅務署公布的高額納稅者的名冊)
相撲番付(すもうばんづけ)→相撲力士等級表。
番付が上(あ)がる。→排名上升。排列名次升級。
番茶(ばんちゃ)→粗茶。(品質比「煎茶」粗劣)
番茶も出花(でばな)→粗茶新沏味也香。妙齡無醜女。(長得再醜的女子,當她正值青春時也會讓人覺得好看。這並非稱讚的話,要注意切勿對他人使用。只能用在自己的女兒身上表示謙虛。)
番地(ばんち)→町、村、字等行政區域內細分的區塊編號。(日本的地址與台灣不同,並非以路段區分,而是以區塊來區分,最大的區塊是「丁目(ちょうめ)」,再來才是「番地(ばんち)」,最後是「番(ばん)」跟「号(ごう)」。由於不是以路段區分,所以相當不好找。例:大和町三丁目二番一号。)
茶番(ちゃばん)/茶番劇(ちゃばんげき)→滑稽的即興短劇。轉而指稱一眼就看穿的把戲或胡鬧。
なにその茶番。→這是在胡鬧些什麼啊。什麼鬼表演嘛。
番組(ばんぐみ)→(電視或廣播的)節目。
帯番組(おびばんぐみ)→帶狀節目。每天或每週於固定時段播出的節目。
特番(とくばん)→特別節目。(「特別番組(とくべつばんぐみ)」的簡稱)
番宣(ばんせん)→節目宣傳。(「番組宣伝(ばんぐみせんでん)」的簡稱)
本番(はんばん)→(電視或廣播的)正式拍攝、錄製或播出。引申為正式進行動作的意思。(相對於練習或預演而言)
ぶっつけ本番で行(い)く。→不經練習或準備就正式開始。
本番に強(つよ)い。→在正式場合(正式比賽)發揮實力。遇到正式場合就能超常發揮。
受験(じゅけん)シーズンも本番(ほんばん)に入(はい)る。→正式進入考季。
出番(でばん)→出場。演員準備登上舞台。引申為準備一顯身手的場面。
出番を待(ま)つ。→等待登台表演。
私(わたし)の出番ですね。→準備看我的表現啦。該我出場啦。
十八番(じゅうはちばん)→引以為傲的本領。擅長的技藝。拿手好戲。
スキーは彼の十八番だ。→滑雪是他最擅長的運動技藝。
皆さんのカラオケの十八番は何ですか。大家在KTV當中最擅長的歌曲是什麼?
二番煎(にばんせん)じ→(茶、藥等)煎煮第二次。換湯不換藥。重複而無趣的事物。炒冷飯。
番狂(ばんくる)わせ→發生意外而次序大亂。比賽結果跌破眼鏡。
イの一番(いちばん)→天字第一號。最先的第一個。首先。
イの一番に会場(かいじょう)に入る。→第一個進入會場。
イの一番に駆(か‘)け付(つ)ける。→第一個趕到。
何十回の夜を過ごしたって得られぬような 在 王秋陽老師的日語教室-秋日和風讀書室 Facebook 的最讚貼文
「番」的整理
「番(ばん)」算是大家很熟悉的一個日文詞了,連台語當中都殘留有「番」的說法。「番(ばん)」基本上是表示號碼,也就是代表「番号(ばんごう)」(號碼)的「番」。像是大阪就有一個購物中心叫做「阪急三番街(はんきゅうさんばんがい)」,而小時候也常常會看到有店家的名稱叫做「三番街」什麼的,感覺就是一股濃濃的東洋味。而其中第一個號碼的「一番(いちばん)」除了當作「一號」之外,也可以當作副詞「最~」來使用。另外,「番(ばん)」還有表示「順序」的意思,通常可以用「~の番」來表示「輪到某人」的意思。
以下整理一些有關「番」的用法及詞語。
番(ばん)→~號。順序。輪值。看守、看門。
三番打者(さんばんだしゃ)→三號打擊者。第三棒打者。
背番号十番(せんばんごうさんばん)→制服背後號碼十號。
右(みぎ)から五番目(ごばんめ)の本(ほん)→從右邊算過來的第五本書。
一番(いちばん)で試験(しけん)に合格(ごうかく)した。→以第一名的成績通過了考試。
三番勝負(ごばんしょうぶ)→三場比賽。三輪比賽。
三番(さんばん)とも勝(か)った。→三場比賽全都獲勝。
七十一番職人歌合(しちじゅういちばんしょくにんうたあわせ)→七十一組職人和歌賽
謡曲(ようきょく)二百番(にひゃくばん)集(しゅう)→謠曲兩百首歌集
交響曲(こうきょうきょく)第十二番(だいじゅうにばん)→第十二號交響曲
電話番号(でんわばんごう)は何番(なんばん)ですか。→電話號碼是幾號呢?
今度(こんど)は君(きみ)の番だ。→這次輪到你了。
次(つぎ)は田中(たなか)さんが読(よ)む番です。→接下來該田中同學唸了。
掃除(そうじ)の番に当(あ)たる。→擔任打掃的輪值。
店(みせ)の番をする。→看守店鋪。顧店。
荷物(にもつ)の番をする。→看守行李。
番を待(ま)つ。→等待值班。
番を交代(こうたい)する。→交班。換班。
番に当(あ)たっている人(ひと)→正在值班的人。
犬(いぬ)に羊(ひつじ)の番をさせる。→讓狗看羊。
番記者(ばんきしゃ)→以某人為特定採訪對象的記者。
首相番(しゅしょうばん)の記者(きしゃ)→專門跑首相新聞的記者。
福田番(ふくだばん)→專門以福田康夫首相為採訪對象
一番(いちばん)→最。最優秀。最重要。第一。第一名。
台湾人(たいわんじん)が旅行(りょこう)に一番(いちばん)行(い)きたい国(くに)は日本(にほん)です。→台灣人旅行最想去的國家是日本。
台湾(たいわん)で一番(いちばん)暑(あつ)い月(つき)は八月(はちがつ)です。→台灣最熱的月份是八月。
日本料理(にほんりょうり)で寿司(すし)が一番(いちばん)好(す)きです。→日本料理當中我最喜歡壽司。
一番の成績(せいせき)で卒業(そつぎょう)する。→以第一名的成績畢業。
何(なに)よりも健康(けんこう)が一番だ。→健康比什麼都重要。健康是最重要的。
風邪(かぜ)の時(とき)は寝(ね)るのが一番だ。→感冒時睡覺是最好的了。
小籠包(しょうろんぽう)を食(た)べるならこの店(みせ)が一番だ。→要吃小籠包的話,這家店是最棒的了。
春一番(はるいちばん)→日本在立春過後第一次颳起的強烈南風。(氣溫會隨之上升)
一番星(いちばんぼし)→傍晚出現的第一顆星星。
一番茶(いちばんちゃ)→春天最初採製的新茶。
一番線(いちばんせん)→電車的一號線路。一號線月台。
一番手(いちばんて)→最有希望獲勝的人。在競爭中最被看好的人。
横綱争(よこづなあらそ)いの一番手→最有希望贏得橫綱的力士。
一番乗(いちばんの)り→最先抵達該處。
甲子園(こうしえん)に一番乗りしたチーム→最先抵達甲子園的隊伍。
一番風呂(いちばんぶろ)→剛放好的洗澡水。第一個泡澡。(日本通常是泡澡,習慣是先將身體仔細清洗乾淨後,再進入浴缸泡澡。而由於全家人會共同使用相同的洗澡水,所以通常訪客都會被安排洗「一番風呂」,以示對客人的尊重。)
一番電車(いちばんでんしゃ)/一番列車(いちばんれっしゃ)→首班電車。第一班火車。
一番勝負(いちばんしょうぶ)→一場比賽決勝負。
開口一番(かいこういちばん)→一開口就…。
開口一番相手(あいて)を批判(ひはん)した。→一開口就批評了對方。
ここ一番(いちばん)→最緊要的關頭。關鍵時刻。危急時刻。
ここ一番の時(とき)に実力(じつりょく)が出(で)ない。→在最緊要的時刻發揮不出實力。
番号(ばんごう)→號碼。
電話番号(でんわばんごう)→電話號碼。
内線番号(ないせんばんごう)→分機號碼。
代表番号(だいひょうばんごう)→公司的總機號碼。
口座番号(こうざばんごう)→銀行的戶頭帳號。
暗証番号(あんしょうばんごう)→密碼。
会員番号(かんいんばんごう)→會員號碼。
受験番号(じゅけんばんごう)→准考證號碼。
郵便番号(ゆうびんばんごう)→郵遞區號。
原子番号(げんしばんごう)→原子序(號)。
ID番号(アイディーばんごう)→身分證號碼。
背番号(せばんごう)→球員制服背後的號碼。背號。
店番(みせばん)→顧店。看管商店的櫃台。
当番(とうばん)→輪值人員。值班。值勤。
当番につく→進行輪值工作。
当番がまわってきた→輪到我擔任值班工作。
私(わたし)は毎週(まいしゅう)一度(いちど)当番になる。→我每個禮拜會值班一次。
掃除当番(そうじとうばん)→輪值掃地的人員。
炊事当番(すいじとうばん)→輪值煮飯的人員。
非番(ひばん)→非值班。不當班。
非番の警察官(けいさつかん)→非勤務中的警察。
早番(はやばん)→早班。早班工作。
遅番(おそばん)→晚班。晚班工作。
週番(しゅうばん)→以一週為單位交替的值班工作。值週。
輪番(りんばん)→輪流。輪值。
役員(やくいん)は輪番制(りんばんせい)にする→幹部以輪流的方式來擔當。
輪番で夜警(やけい)にあたる。→輪流擔任夜晚的巡邏守衛。
代(か)わり番(ばん)こ→輪番上陣。輪流。交替。(「代わり番」的口語型態)
代わり番こにブランコをする。→輪流盪鞦韆。
代わり番こに荷物(にもつ)を持(も)つ。→輪流交替地提行李。
寝(ね)ずの番/不寝番(ふしんばん)→徹夜看守。不睡覺地看守著。
料理番(りょうりばん)→廚師。料理人。
天皇(てんのう)の料理番→天皇的料理人。(1979年出版的杉森久英的文學作品。曾被翻拍成電視劇。)
番人(ばんにん)→看門人。看守。守衛。
番犬(ばんけん)→看門狗。警犬。
番兵(ばんぺい)→崗哨。哨兵。衛兵。
番台(ばんだい)→設置在日式澡堂入口處,用來收錢及觀察客人的高台。日式澡堂中的收費員。
下足番(げそくばん)→在日式旅館或戲院中負責將客人的鞋子放入鞋櫃的人員。
番頭(ばんとう)→舊時商店中的掌櫃或領班,負責掌管店家的所有大小事務。商家的營業經理。(常見於時代劇中)
番長(ばんちょう)→不良少年集團的老大、首領。(常見於動漫影視作品中,現實生活中應該已經不使用)
番を張(は)る。→擔任不良少年集團的老大。
門番(もんばん)→城門警衛。守城門的人。(常見於西洋的童話故事中)
交番(こうばん)→小型派出所。警察的值班崗哨。(常見於車站附近)
留守番(るすばん)→看家。看家的人。
留守番電話(るすばんでんわ)→電話答錄機。自動錄音電話。
110番(ひゃくとおばん)→110。發生事故時報案的電話。
119番(ひゃくじゅうきゅうばん)→119。發生火災時通報的電話。
市外局番(しがいきょくばん)→長途電話區域號碼。長途電話冠號。
順番(じゅんばん)→按照順序。
順番に鬼(おに)になる。→輪流當鬼。(遊戲)
並(なら)んで順番を待(ま)つ。→排隊等候。
なかなか順番が回(まわ)ってこない。→怎麼等都輪不到。等了很久都很難輪到。
どうぞ順番に願(ねが)います。→請按照順序。
定番(ていばん)→固定不變的物品。不會隨著時間或季節而改變的基本款商品或經典商品。
定番商品→不受流行影響的基本款商品。
定番メニュー→必定要吃的基本菜式。
お握(にぎ)りは遠足(えんそく)の弁当(べんとう)の定番→飯糰是遠足時便當的固定基本款。
四番(よばん)/四番打者(だしゃ)/四番バッター→四號打者。第四棒打者。(多為強棒)
番外(ばんがい)→非正式的。型號以外的。例外的。特別的。
番外編(ばんがいへん)→戲劇或節目當中,獨立於本篇故事外的特別篇。
連番(れんばん)/続(つづ)き番号(ばんごう)→連號。連續號碼。(多指彩券或指定席座位的號碼)
欠番(けつばん)→缺號。沒有號碼。
永久欠番(えいきゅうけつばん)→永久缺號。榮譽背號。(為了紀念有傑出表現的球員,在其退休後將其背號保留起來,不再讓其他隊員使用。)
番付(ばんづけ)→一覽表。等級表。順序表。排行順序。
長寿番付(ちょうじゅばんづけ)→長壽者順序表。
長者番付(ちょうじゃばんづけ)→富豪排行榜。(有時是特別指稱由稅務署公布的高額納稅者的名冊)
相撲番付(すもうばんづけ)→相撲力士等級表。
番付が上(あ)がる。→排名上升。排列名次升級。
番茶(ばんちゃ)→粗茶。(品質比「煎茶」粗劣)
番茶も出花(でばな)→粗茶新沏味也香。妙齡無醜女。(長得再醜的女子,當她正值青春時也會讓人覺得好看。這並非稱讚的話,要注意切勿對他人使用。只能用在自己的女兒身上表示謙虛。)
番地(ばんち)→町、村、字等行政區域內細分的區塊編號。(日本的地址與台灣不同,並非以路段區分,而是以區塊來區分,最大的區塊是「丁目(ちょうめ)」,再來才是「番地(ばんち)」,最後是「番(ばん)」跟「号(ごう)」。由於不是以路段區分,所以相當不好找。例:大和町三丁目二番一号。)
茶番(ちゃばん)/茶番劇(ちゃばんげき)→滑稽的即興短劇。轉而指稱一眼就看穿的把戲或胡鬧。
なにその茶番。→這是在胡鬧些什麼啊。什麼鬼表演嘛。
番組(ばんぐみ)→(電視或廣播的)節目。
帯番組(おびばんぐみ)→帶狀節目。每天或每週於固定時段播出的節目。
特番(とくばん)→特別節目。(「特別番組(とくべつばんぐみ)」的簡稱)
番宣(ばんせん)→節目宣傳。(「番組宣伝(ばんぐみせんでん)」的簡稱)
本番(はんばん)→(電視或廣播的)正式拍攝、錄製或播出。引申為正式進行動作的意思。(相對於練習或預演而言)
ぶっつけ本番で行(い)く。→不經練習或準備就正式開始。
本番に強(つよ)い。→在正式場合(正式比賽)發揮實力。遇到正式場合就能超常發揮。
受験(じゅけん)シーズンも本番(ほんばん)に入(はい)る。→正式進入考季。
出番(でばん)→出場。演員準備登上舞台。引申為準備一顯身手的場面。
出番を待(ま)つ。→等待登台表演。
私(わたし)の出番ですね。→準備看我的表現啦。該我出場啦。
十八番(じゅうはちばん)→引以為傲的本領。擅長的技藝。拿手好戲。
スキーは彼の十八番だ。→滑雪是他最擅長的運動技藝。
皆さんのカラオケの十八番は何ですか。大家在KTV當中最擅長的歌曲是什麼?
二番煎(にばんせん)じ→(茶、藥等)煎煮第二次。換湯不換藥。重複而無趣的事物。炒冷飯。
番狂(ばんくる)わせ→發生意外而次序大亂。比賽結果跌破眼鏡。
イの一番(いちばん)→天字第一號。最先的第一個。首先。
イの一番に会場(かいじょう)に入る。→第一個進入會場。
イの一番に駆(か)け付(つ)ける。→第一個趕到。
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35:49 一旦退出
36:34 副業を始める為マネタイズの研究から始めた。
38:02 6千万でアーリーリタイアについてどう思うか
44:06 転職活動:どこが長く続けられるかわからなくなった。
48:39 夜の営みで緊張せず成功するには。
52:14 アカデミア職への考えや、将来のアドバイスが欲しい
55:08 午後から眠くなり、夜だらだらしてしまう
55:55 「DaiGoさんの写真の人多い」
57:25 ミノさんからのメッセージ
59:03 同世代に話しかける事に恐怖心がある,
1:00:52 コロナ禍で東京に行けなくなり孤独感を感じる
1:02:57 再スパチャ
1:03:09 熱中できる事:オススメや探し方を教えて欲しい
1:04:41 ボードゲームで面白い,やってみたい事を教えて欲しい。
1:05:02 一旦退出
1:05:14 ボードゲームの続き
1:05:51 急に眠くなりドラマを(1時間)見終える事が出来ません
1:07:15 妊娠中の妻が楽に過ごせる方法を教えて欲しい
1:09:31 職場で望んでないのにイジられ,辛い
1:12:40 賞金を手伝ってない課長が山分けしようと言って来た
1:16:05 司法書士補助,受験生という事を考慮され採用され辛い。
1:18:25 部活の顧問が理不尽すぎて困ってます。
1:23:49 切り抜き動画対策について教えて欲しい
1:26:37 切り抜き動画DaiGoさんにフォローされるには?
1:27:27 引越:子供にとって良い環境を選ぶ条件やポイント
1:28:40 業務上,違法行為が理由で辞めるのは良くない?
1:29:47 サラリーマンを辞めて学教員や研究者を目指したい
1:31:57 DaiGo365【対人・恋愛関係】切り抜き強化中!さんから再スパチャ
1:32:14 毎日LINEをしている女性がいます。仲を進展させたい
1:33:32 ホステス:お客と付き合って別れたが,お店に来て欲しい
1:36:18 テンションが上がっている時の判断で気をつける事は?
1:36:52 毎月の資産運用,一日のスケジュール,について教えて欲しい
1:38:19 メンタルを保つのに役立つ考え方を教えて
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1:41:08 ECサイト運営:商品ジャンルや売り上upに必要な事は?
1:44:28 再スパチャ(テンションが上がったときの判断)
1:45:24 DaiGoの世界 【DaiGo切り抜き】さん挨拶スパチャ
1:45:40 起業のアイデアが浮かばない,
1:49:11 独立,起業しやすく利益率が良い職業を教えて欲しい
1:55:01 再スパチャ(司法書士補助·ホステス)
1:56:34 子猫が亡くなってしまったとの事
1:58:33 市議会議員を目指す際に公約よりも重要な点は?
2:00:41 コーチングで成功する為にはまず何から始めれば良い?
2:03:18 コンプラ違反を告発する勇気が欲しい
2:04:55 心が優しくなれる本や癒やされたい時におすすめの本
2:08:49 窓口の担当者に一目惚れした,知り合いになる為には?
2:10:14 適応障害:預金が心許ない中,就活不安。
2:11:55 ぬこ様タイム・一旦退出
2:15:18 戻り 長谷川稔 マンゴーガトーショコラ
2:17:35 「ガッキーの時やけ食いしたやつ?」
2:18:18 メンタルが弱く転職検討中,楽に長続きさせるコツ
2:20:55 深夜までお疲れ様です
2:21:22 「DaiGoさんトイレいつ行ってる?」
2:21:34 「同僚にほしいわ (´・ω・`)」
2:23:20 街に出た際に刺されたりしないか?と不安にならないか?
2:24:59 「人と会いたくならないですか」
2:25:58 「変装しますか」
2:25:41 「瞑想している公園は?」
2:26:17 切り抜き編集風景を配信することについて
2:26:42 吸血鬼になる方法
2:27:33 豆知識すでに知ってる場合の聞く姿勢について
2:30:28 一人暮らしでゲームが解禁になり,ゲームばかりしてしまう
2:33:38 切り抜き:今やってるバナーをそのまま使っていいか?
2:33:58 「彼女さん,またはその候補はおられますか?」
2:34:26 朝スッキリ起きる方法はありますか
2:35:41 動画編集で10万稼いでいるがバイトを辞めるタイミングの踏ん切りがつかない
2:37:00 お酒を控えさせるいい方法を教えて欲しい(ワインの紹介)
2:40:47 飲み過ぎに気をつけてゆっくり休んでください
2:42:06 旧帝大の院を目指すか、就職をするかで悩んでいます
2:44:08 出世欲が沸かない,これでいいのかについて
2:48:37 人との距離の取り方、接し方がわかりません。
2:50:24 言いたい事が言えず、勘違いされてしまう
2:53:28 師匠のアプリ関係でお困りのがあれば教えてください
2:55:06 在宅ワークと子育てを両立したい
2:56:30 師匠のオススメの体位はありますか?
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何十回の夜を過ごしたって得られぬような 在 CH Music Channel Youtube 的最讚貼文
《Walpurgis》
ever after / 從今以後,永不分離
作詞 / Lyricist:aimerrhythm
作曲 / Composer:百田留衣、玉井健二
編曲 / Arranger:玉井健二、 釣俊輔
歌 / Singer:Aimer
翻譯:澄野(CH Music Channel)
意譯:CH(CH Music Channel)
English Translation: CH(CH Music Channel)
背景 / Background - 曇のち - 荻pote:
https://www.pixiv.net/artworks/84907990
上傳你的字幕吧!/ Submit your subtitles here!
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版權聲明:
本頻道不握有任何音樂所有權,亦無任何營利,一切僅為推廣用途。音樂所有權歸原始創作者所有。請支持正版。
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中文翻譯 / Chinese Translation :
https://home.gamer.com.tw/creationDetail.php?sn=5130288
日文歌詞 / Japanese Lyrics :
あと少しでいいから ここにいて
それくらい いいでしょ? 気づいてよ
振り返るたび いつもまぶしくて
あなたの笑顔が よく見えない
かけがえのない時間(とき) これからもずっと
続いていけるような
ありふれた願い抱えた手を
零さないように 重ねて
ただ笑ってたくて そばにいて欲しくて
誰よりもその心に触れたくて
あなたの優しい声 聴かせて欲しいんだよ
目を閉じてほら 消えないように包みこんでいて欲しいんだよ
無理しなくていいから 窓開けて
ひとりにしないから はなしてよ
握り返せないほど 凍えた
指先をそっと とかすように
当たり前の奇跡 忘れてしまうほど
満たされてる日々を
白みゆく夜を見送るたび
想いだしていたいよ 何度も
ただ笑ってたくて そばにいて欲しくて
探してしまう 心に触れたくて
吐息をたしかめて ぬくもり分け合って
それだけでいい この手を離さないでいて いつまでも
擦り切れそうな言葉とか 剥き出しのままの欠片に
その瞳(め)が滲んでも ここに ここにいるよ ずっと
ただ笑ってたくて そばにいて欲しくて
誰よりもその心に触れたくて
あなたの優しい声 聴かせて欲しいんだよ
目を閉じてほら 消えないように包みこんでいて欲しいんだよ
中文歌詞 / Chinese Lyrics :
即使是短暫的片刻也好,陪在我身邊吧
只是任性一下並不過分吧?快察覺呀
回首看見的一切總是如此絢麗耀眼
燦爛得令我無法看清你的笑容
彷彿這段最珍貴的時光與點滴
從今以後仍能持續
為了不讓滿溢的願望自手中遺落
兩人彼此雙手相疊,十指緊扣
只願能與你相笑、願你能與我相伴
比任何人還更渴望知悉你的心意
我只想聽聽你那溫柔的聲音
我只希望在我閉上眼之後,你仍能緊抱著我,不再放手
可以不用再勉強了,打開窗戶吧
我不會再讓你感到孤獨了,敞開心扉吧
如靜靜地融化你那——
冰冷至無法握緊的雙手與指尖般
早已快遺忘,猶如理所當然般的奇蹟
每度過一天充實的時間
每見證一次漸明的夜晚
不論多少次,我都想憶起,那份彼此相遇的奇蹟
只願能與你相笑、願你能與我相伴
渴望知悉你的心意而不禁起身探尋
配合彼此的呼吸、分享兩人的溫暖
我不多奢求,僅渴望不放開繫起的雙手,永遠不放開
漸漸磨損消逝的話語,與剝落顯現出的片刻點滴
即使那雙眸已因此濕潤朦朧,但我在這、我就在這呀,永不離去
只願能與你相笑、願你能與我相伴
比任何人還更渴望知悉你的所有一切
我只想再聽聽你那溫柔的聲音
我只希望在我閉上眼之後,你仍能緊抱著我,不再放手
英文歌詞 / English Lyrics :
A little bit is enough, please stay by my side.
It's not too much and wilful, right? Just notice me!
Turning around, your smile is dazzling.
So bright that I can't see you well.
From now on, those irreplaceable times will definitely,
Last forever after.
Putting our hands together, so that these ordinary desires wouldn't slip through and spill out.
I just want to smile with you, wanting to stay by your side.
I want to know all your heart more than everyone else.
I want to hear your gentle voice.
I want you to hold me tightly so that everything won't disappear while I close my eyes.
No need to force yourself, just open the windows.
You're not alone, just share your feelings with me.
As if I gently melting your frozen fingers that can't be grasped.
My days are so satisfying that I've completely forgotten the miracle I took for granted.
Every time I see the dawn illuminates the night,
I want to remember it, more and more.
I just want to smile with you, wanting to stay by your side.
I want to search for your heart.
Checking our breaths, sharing our warmth.
Those are good enough. I just want you to hold my hand tightly so that we won't let go forever ever after.
Frayed words and unconcealed pieces,
are making those eyes blurred in tears.
Hey, I'm here, always be here for you, forever ever after.
I just want to smile with you, wanting to stay by your side.
I want to know all your heart more than everyone else.
I want to hear your gentle voice.
I want you to hold me tightly so that everything won't disappear while I close my eyes.

何十回の夜を過ごしたって得られぬような 在 まとめまとめの Youtube 的最讚貼文
【まとめのまとめ】
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暇だから長くなるけど。
私は3軒くっついた分譲
テラスハウスに住んでる。
子ありさん
(夫婦+年少+未就園子)
うち小梨夫婦(犬飼い)
若夫婦の並び。
裏に大きい庭があるけど、
保護樹木の関係上、境界に
柵を付けれない。
共有の庭感覚で、子どもが
遊んだり、犬を放したり、
布団干したり、
バーベキューしたりなんて時には、
お互い声かけ合って確認
取ってから、
配慮しながらうまくやってた。
若夫婦に双子が生まれて、
子供になんかあったら困るから、
庭に犬放すのやめてくれる?
と苦情を言われ、共働きの
若夫婦が家にいない時間だったし、
毎回声かけて許可もらっ
てたけど迷惑だった
のかもなと放すのをやめた。
子ありさんは
「トイレも決まった場所でするし、
賢いワンちゃんなのに、
うるさい事言うね」
と慰めてくれた。
その後も
「子どものいない人には
わからないでしょうけど」
と、うちの車の出入りの音や、
玄関の開け閉めの音で、
双子がお昼寝できないと毎日苦情。
双子が泣きだすと、うちの
犬全く吠えてないのに即効うちに
「犬が吠えた」
と文句言いに来るから怖くて、
日中はなるべく外出してたけど、
3か月ほどしてまた働きに
出だしたので、
ほっとした。
夏の日曜日、子ありさん
家の子が庭でプール遊び
(子あり家領域内)
しだして、
うちにも
「スイカ切ったから一緒に
食べよう」
と声かけてくれた。
両家とも旦那が留守だったから、
気安くお邪魔した。
ワンちゃんも連れてきなよ、
ホースで水掛けて
あげるから…と言われて、
うちの犬もお招きに預かり、
子ども達と水遊びして
楽しく過ごしてたら、
若夫婦が血相変えて、
苦情言いに来た。
「うるさくて双子が昼寝
出来ない!」
って。
苦情に謝り癖がついてた私が、
腰を浮かせかけたら、
子あり奥が低い声で、
「うちの庭だし、常識の
範囲内でしょ。
呼んでないのに勝手に
入ってこないで」
と言い返した。
「小さい子が水着姿なのに、
チャイムも鳴らさず、
庭から回って来るなんて、
ご主人どういうおつもり?」
若夫婦反撃にあうなんて
思ってもみなかったらしく、
「うちの双子が…」
「お昼寝…」
って、もごもご。
子あり奥さんが、
子ども達にバスタオル
かぶせながら、
「夏に子どもが水遊びして
何が悪いの?
赤ちゃんが昼寝出来ないとか、
バカじゃないの?
本当にねむたきゃ勝手に寝るわよ」
と一気にまくした。
子あり奥さんがんばれだしw
さらに
「うちの子がうるさいって、
お宅の夜泣きに
比べればましでしょ。
うちにまで聞こえてるんだから。
昨日も夜中の3時に泣かせ
てたわね。
ちゃんと世話してるの?
ちょっと泣きすぎじゃない?
普通母親があやしたら泣き
やむでしょ。
ああ、
お宅保育所だったわねぇ。
保育士をママだと思ってる
んじゃないの?」
本当はもっと短くて、
えぐるような表現だったんだけど、
意味のわかるように書いたら、
長くなっちゃった。
若夫婦の旦那の方が口
挟もうとしたんだけど、
「私は誰の手も借りずに、
2人育ててるのよ?
口はさまないでちょうだい!
毎晩泣かせっぱなしのくせに、
よそに文句つけるって
どういうこと?」
気の強いと思ってた、
若夫婦の奥さんがグスッと
泣きだして、
あちゃー、泣いた、
やばいとと思ったんだけど、
子ありさんはまったく動じず、
「あれ?泣いちゃった?やだ、
まじ?
大人なのに、人前で泣き
だすなんて、
あり得ない。
奥さん不安定なんじゃないの?
よく人前に出せるわね」
と旦那に言って、奥さんには
「あなた文句言うのは得意なのに、
言われると泣くのね?
赤ちゃんの夜泣きは当たり前だし、
うちは苦情も言わずに来たけど、
子どもの水遊びに男が
凄んでくるようじゃ、
考え変えざるをえないわね」
とホースの水ぶっかけて
追い出してしまった。
子あり奥さんは、小柄で
大人しい人だと思ってたけど、
子どもが絡むと、
若夫婦なんか
目じゃないぐらい恐ろしい
変貌ぶり。
水は最大出力の強の
ストレートだったから、
かなり痛かったはず。
鬼子母神ばりの修羅場を見た。
その後子ども達が
「ママ~」と駆け寄ってきたのを、
笑顔で抱き寄せて、
「怖かったね、悪者
やっつけたから、
もう大丈夫よ」
と聖母の笑み。
「あの人泣き顔だったから、
水で流れてちょうどよかったわね」
と聖母のまま、私に耳打ち。
保育所うんぬんは、上の
子が赤ちゃんの頃働いて
いた子あり奥さんが、
実際言われて一番
いやだったことを、
転用したらしい。
「鬱になるかと思うダメージ」
を受ける言葉だそうで。
その後若夫婦が
「双子育児の大変さ」
を盾に、子あり家に怒鳴り
こんだけど、
鬼子母神のご主人は
不動明王級の貫禄で、
普段からの駐車場の無断駐車や、
二十人近く呼びこんだ
無断のバーベキュー
パーティーの件で、
若夫婦をギッチギチに締め上げ、
さらに後日小さい女の子が
水遊びしているところに、
無断でこっそり入り込んだ
不審者として、
警察に事情聞かせてた。
その件で今度は親付きで
苦情言いに行った若夫婦の奥さん。
「自分で育てていない
人にはわからないでしょうけど」
と前置きされて、小さい
女の子を持つ母親にとって、
庭から覗きに来るような男は、
ご近所だろうとただの
不審者とやりこめられていた。
話を騒音から不審者に
すり替えるうまさと、
この迫力。
私は
「何かあった時に誤解を
生まないために」
同席頼まれたけど、怖かった…
そこまで胆力&頭の回転に
なるまで、
どんだけ修羅場潜ってきた
んだろうねえ。
常識の範囲内でやってるのに、
文句言われる筋合いないわな。
こっちがおかしくなるわ。
なんだかなー
あんまり言いすぎて
どっちもどっちになってる
希ガスほかのDQNは
ともかくうるさいのはなあ…
双子じゃ大変だろうに
自分も子供がまだ小さいとき、
うるさい外の音に文句こそ
言わなかったけど切れてたからなあ
自分の双子がうるさい
可能性は棚にあげて子梨や
子有りに突撃かましてるのに?
そんな暇あったら双子相手
してやればええやん。
ただでさえ同時に泣か
れるとどっちか選ばんと
いかんのに隣近所とはいえ
子供おいて苦情とかおかしいわ。
そうなんだけどね
たぶんDQN行為を先に
読んでたらそう
思わなかったと思うw
リアルタイムで読ん
じゃったからなあwあと
保育園云々は自分が利用し
てたのもあって
無関係なのに突き刺さったw
確かに子育ててで子どもが
泣いて周りに迷惑をかける
ことはあるが、
それは親が周りに謝罪
すべきことであり、
よその家のせいにするべき
ことじゃない犬は吠えてないし、
後から子どもできたくせに、
よその犬を外に出すな、
とか文句いってくるし、
続きとはいえ2件隣りで
遊んでるところへ怒鳴り
こんでくるとかどう
考えても若夫婦の方が頭
おかしい子あり奥さんも
いきなり怒鳴った
んじゃなくて
バーベキューの件や無断
駐車の件や、
報告主への苦情の件とか
それまでのいろいろな
経緯があったから言ったんでしょ
若夫婦が文句言ってこなければ、
双子の夜泣きにだって
文句は言ってない
子あり奥さんが言ってるけど、
「あなた文句言うのは得意なのに、
言われると泣くのね?」
はまさにその通り、
言い訳のしようもないだろ
言い過ぎっていうけど、
怒鳴られなきゃわからん、
怒鳴られてもわからん
バカってのは世の中に実在
するんだよま、
も若夫婦と同じ穴の狢だ、
ってのはよくわかったけど
常識的な範囲内の
生活音すら我慢できない
ようなら集合住宅なんかに
住まなきゃいい。
とっとと一戸建てでも
かって引越せばいい。
自分のことは棚に上げて
他人の生活音にのみ文句
言うのは明らかに筋違い。
双子だろうがなんだろうが
そんなことは一切全く
関係のない話だ。
スカッとしたああああ
無断駐車とか大人数の無断
バーベキューとか、
若夫婦は自分たちの
非常識さを棚にあげてよく
文句言えたなあ。
他人には文句言い
散らかして謝らせるくせに、
自分が文句言われたら
泣くとかどんだけw
うちは双子なんだから!
大変なんだから!
一人だけとは違うんだから!
だから周りはもっとうちに
気を使え!
育児に誰より大変なんだから!
って屑思考が透けて見える
だなあ
子ども生んだもの、双子な
のも全部自分たちの勝手じゃん
他人がなぜそれに気を使ったり、
尻拭いしなくちゃならん
のか気をつかうってのは、
相互にするもの
一方的に求めるものじゃない
気の使えない人間が、
他人に気を使え、だなんて
クソも甚だしい犬が怖いなら、
犬不可の物件へ引っ越せ
近所がうるさいなら、
僻地の一軒家で暮らせ
若夫婦の庭との境界に塀建てたら?
生垣より見た目
ブサイクだけど安心して
犬を自分の家の庭に放して
遊ばせる事できるし
子育て自体は大変だと思うし、
ちょっとした騒音でやっと
寝かしつけた子が起きた
時のイライラも分かる。
双子なら尚更だと思うから
双子の両親が怒鳴り込んで
くるまで我慢してたんでしょう。
けど、相手にも生活があるわけで、
常識範囲内の時間帯での
音はお互い様だと思うのが
常識だと思ってる。
夜中に長時間アイドリング
してるとか、
夜泣きしているのに窓
全開とか周りへの配慮が
出来てないと思われる
人になら注意するけどね。
テラスハウスって色々
あって今は人気ない
んだよね壁薄いらしいし
若夫婦みたいな考えだと
暮らしにくいと思う
子供が泣いたって夫婦して
怒鳴り込んだとき、
双子はどうしてたんだろう?
子供だけ置き去り?
それこそ考えられないんだけど…
親が出てくるくらいだし
若夫婦って本当に若いんだろうな。
まだ子供気分が抜けて
なくて周りの大人に甘え
てただけだと思う。
自分達はもう大人としての
責任があるんだと気付いて
くれれば良いけどね。
育児でイライラする
気持ちを子供や
旦那に対してじゃなくて隣
夫婦にぶつけてるんだろうね。
いらっときて子供にあたる
のも糞だけど
子供も旦那も悪くないの
悪いのはあいつ!
っとj勘違いする母親も怖いね
赤ん坊でそれだと
モンペコースまっしぐらだな
庭共有のテラスハウスの、
しかも3軒続きの真ん中…
自分なら購入できない、
怖くて子ありさんみたいな
まともな人が隣人ではなく
若夫婦以上の基地外に挟ま
れる可能性もある
まして犬を飼っているわけだから
賢い犬でもそれだけで難癖
つけられる可能性があるのに
若夫婦ザマァアアアwwwwww
若夫婦つーかDQNだろ
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