この記事の監修ドクター:工藤内科副院長 工藤孝文先生 詳しくはこちら 私が小さいころは、キウイといえばグリーンキウイが主流で、「キウイ=すっぱいフルーツ」だという印象でした。 でも最近は、ゴールドキウイと呼ばれる、ちょっと果肉が黄色っぽいキウイがすごく人気です。 糖度も高く、酸味なんてほとんど感じないので、これまでキウイが苦手だった人も、ゴールドキウイを食べて好きになることもあるんじゃないかな? でもこんなに味が違うと、ゴールドキウイとグリーンキウイの栄養面はかなり違うはず・・・今回はこの2つのキウイの栄養価や効果効能について違いをまとめてみました。 ゴールドキウイってなに? ゴールドキウイは、日本人の味覚に合うように、日本人のために作られたキウイだってしってますか? 日本人が好むように酸味を抑えて、甘みを強くし、だれでも食べやすい味に仕上げたのだそう。 日本人って甘いフルーツが好きなんですね。笑 ニュージーランドで収穫されたキウイのうち、ゴールドキウイは20%ぐらいしかないのですが、日本人が大好きなので、グリーンキウイの75%ほどもゴールドキウイが占めています。 たしかに私も海外に住んでいた時は、すっぱいりんごやバナナを欧米人の方々は食べているんだなーと思った記憶が・・・。笑 日本人はお米のでんぷんのやさしい甘味に慣れているから、やさしい甘さがすきなのかな? ゴールドキウイとグリーンキウイの栄養比較 キウイにはビタミンはもちろんのこと、ミネラルがたっぷり含まれていることが知られるフルーツの1つです。 特にカリウム、マグネシウム、カルシウムの含有量は多く、キウイを販売されているゼスプリさんのデータによると 栄養素充足率が身近なフルーツの中ではNO1なのだそう! グリーンキウイ:10.6 ゴールドキウイ:15.1 いちご:9.3 バナナ:8.1 かき:7.6 みかん:6.5 メロン:5.5 参考: とてもバランスのよい果物であるといえそうですね。 グリーンキウイの特徴 そんな栄養価が高いキウイの中でも、私たちが古くからお世話になっているのが、果肉が緑色のグリーンキウイです。 グリーンキウイの最大の特徴は、なんといってもその食物繊維の量!ゴールドキウイの2倍の食物繊維が含まれているといわれています。 ▼グリーンキウイ 食物繊維総量:3.0g 水溶性食物繊維:0.6g 不溶性食物繊維:2.4g ▼ゴールドキウイ 食物繊維総量:1.4g 水溶性食物繊維:0.4g 不溶性食物繊維:1.1g 参考 キウイは水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方が含まれる腸活フードとしてとても優秀な果物です。 また、他の食品に含まれる食物繊維より保水力が高いことでも有名で、腸の蠕動運動を促してくれるため、便秘予防や整腸作用に優れています。 また、グリーンキウイには、消化を助けてくれる「アクチニジン」という酵素が豊富に含まれています。「アクチニジン」は、グリーンキウイに多く含まれてる酵素で、お肉を分解してくれることがわかっています。 アクチニジンの一番の特徴はたんぱく質の分解を促す働きがあることです。 そのため、肉や魚のたんぱく質が分解されやすくなり、その結果、小腸での吸収力がアップする可能性が期待されています。 アクチニジンはキウイフルーツの中でも果肉が緑色のタイプに豊富に含まれています。 参考: お肉やお魚などのタンパク質とキウイを一緒にとれば、消化を助けてくれる可能性があります。 ゴールドキウイの特徴 一方ゴールドキウイは、ビタミンCがたっぷり含まれることで知られています。その量はなんとゴールドキウイ1個で、レモン8個分。 レモン8個なんて、なかなか食べられないですから、この機会に食べておくのをお勧めします。 ▼グリーンキウイ ビタミンC:85mg [ 38 more words ]
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