※※※池袋での事故に関するご遺族の皆様へ※※※
この動画は私自身の手でいずれ削除したいのが本音です。それは、加害者が真に亡くなられた方と向き合われた時です。それを踏まえて下記全文をお読み頂ければ幸いです。
ご遺族の皆様。
愛するご家族を事故で失われてしまった事への深い悲しみは、私の想像を絶するものと思われます。
また、この動画の内容も、一見とてもふざけており、そこだけを目にされた時点では、恐らく、大変ご不快なお気持ちにさせてしまう恐れが多々ある事を承知致しておりながらも、投稿する事を決心した理由を下記で述べさせて頂くと共に、この動画を投稿した事自体に対する軽率さを心から謝罪申し上げます。
ご連絡先:mita4618@gmail.com
それでは、私事で大変恐縮ではございますが、ご遺族の皆様からのご非難を覚悟の上でこの動画を作成・投稿させて頂きました経緯につきましてご説明させて頂ければと思います。
まず、事件があった年の11月。加害者男性が書類送検され、ご遺族による記者会見が開かれました。その時に加害者がニュースのインタビューに応じた時に放たれた一言が今でも頭から離れず、当事者でない私までが度肝を抜かれ、脳内が憎しみと怒りで支配され、思わずTVのリモコンを床に叩きつけそうになるほど狂乱したのを今でも鮮明に記憶しております。
その当時、ご遺族の皆様のお気持ちが如何ほどであったかなど、及びもつきません...。
一方で、私には妻と子がおり、過去に身内を交通事故で失っております。
交通ルールを無視した男のトラック運転手との正面衝突で、亡くなってから十数年が経過致します。
当時、私はまだ小さな子供でしたが、絶望に陥れられ悲痛の叫びをしていた家族の失意に暮れた姿は今でも決して忘れる事ができません。
今は結婚しており実家を出ておりますが、それまでずっと、毎日毎日、仏壇の上に飾られた写真を見て線香をあげる日々でした。
祖父も祖母も「なんであの日、車になんか乗せてしまったんだろう」ですとか、
「もっとわがままイッパイ聞いてやればよかった・・・」などと後悔し続け、自分を責め続けておりました。
相手は、一度は謝りに来たものの、それ以降、一切姿も見せず音沙汰もありませんでした。
「人の家族を奪っておいて、たった一度、"本当にごめんなさい。すみませんでした。"と言うだけで終わり・・・?」
その軽すぎる態度が許せませんでした。
やがて、私もいい年になり、結婚して子も授かりまして、そんな時に出会ったのがこの事件のニュースでございました。
そこで、目にしたのは、本当に凄惨な事故の内容であり、文字通り絶句致しました...。
しかし、事故直後にとった加害者の行動が「救護」や「けが人への心配」ではなく、明らかな保身ととれるものであった事、これが私の中で今でも加害者を許せずにいる最大の理由の一つであり、基本的には、この後に彼がとったありとあらゆる行動原理が似たような「保身」からきているものにしか思えず、彼のとる行動の全てにおいて被害者の方々への「誠意」を微塵も感じられ得ませんでした。
しかし、それだけがこの動画を作ろうと決心した理由ではございません。
もう一つ、大きな理由として挙げられるのが行政機関の対応の悪さです。
対応というと、少し語弊が生じるかもしれませんが、そのような細かな補足など加えずとも殆どの方に伝わってしまうほど、実際に警察が加害者に対して下した処遇が度を越えて軽く、このような前例を作ってしまって良いのかと疑問を呈す程でございました。
そうしたニュースが度々報道され、世間では、「"上級国民"だから人を轢いても罪に問われないんじゃないか?」ですとか、「行政が忖度しているんじゃないか?」といった、様々な憶測が飛び交っておりました。
そのような経緯はさておき、私と致しましては、「罰を受けようが受けまいが、そんな事など関係なく、まずは自分が他人の命と残された家族の人生を奪ってしまった事の重大さにもっともっとしっかりと向き合い、誠意を見せ、言うべき言葉や示すべき態度というものがあったんじゃないのか?ご遺族の家に何回頭を下げに行ったのか?報道で放った言葉がどれほど自己中心的であったか理解しているのか?線香をあげさせて下さいと家族の元へ何回土下座しに行ったのか?」そういった事が頭をよぎる日々でございました。
私も、身内の命を奪った犯人に家族丸ごと幸せを奪われた身であり、余計に許せず、まるで本件の加害者がかつて私の憎んだ相手に見えるようになり、そんな時に彼への恨みが頂点に達し、大変申し訳ない事にご遺族の皆様のお気持ちを配慮する事よりも先に、何とかして自分なりのやり方で加害者を改心させる方法は無いのか、という事ばかりを先走って考えてしまうようになっておりました。
しかし、現実世界で私にできそうな効果的なやり方が思い浮かばず、インターネットの世界を利用しようと考えましたが、インターネットの世界はとても広く、事故とは一切無関係な私がフォロワー数の少ないツイッターなどで何か怒りを発信したところで加害者に届くはずもありませんでした。
そこで当時、約30万人の登録者がいたこのアカウントで何かを発すれば、少しは加害者に届く可能性が出てくるんじゃないかと思い至りました。勿論、私にとっても、それは大変に大きなリスクでもありました。
内容こそ思いつきで考えたデタラメで不愉快極まりないものではございましたものの、逆にそれが風刺的でもあり、かえって今のネット社会に広まりやすい表現技法であるんじゃないかという気持ちもあり、尚且つ定期的に世間に話題として動画を投稿し続ける事で、共感して下さった視聴者の皆様が更に各々で拡散して頂く可能性も予想でき、いつまでも加害者に対して世の中は「決してお前を忘れてなどいない。」というメッセージを与え続けられるかもしれないと思い、とにかく加害者に先立たれる前にできるだけ多くの関連動画を出したいと考えておりました。
視聴者の多くは、これを「風化させないために投稿してくれているのですね」と捉えられておるようではありますが、私としては「風化させたくないからではなく、世の中の大変多くの人々がこのような事故内容とは直接関わりのない間接的な動画を見てさえこれほどの怒りをまだ持っていて、今でも尚、謝罪や処罰などを加害者に対して強く求めている」という実態を加害者の目にいつか、少しでも多く止まってほしくて続けております。
勿論、ご遺族の皆様の深い悲しみに共感し、寄り添うべきだと考えていた時もありました。
しかしながら、結果的に(暫定的に)彼が罰といった罰を受けることも無ければ、誠心誠意、真心を込めて亡くなられた方々やお怪我を負われた方々と向き合おうとする姿も見られずに閉幕したかのように思えてしまいました。
それを看過できず、30万人弱の登録者と7年間かけて行ってきた動画投稿を捨てる覚悟で実行致しました。
そういう経緯もございまして、大変不謹慎極まりない発言だと承知してはおるものの、できれば、できれば...
この動画を「ご遺族の皆様よりも先に、加害者に見て欲しい」と思っている節も、正直、未だにございます。
言うも愚か、ご遺族の皆様にとってみれば、やはりこのような動画は大変不快である可能性も十分にあるわけでございますし、そこを無視してご遺族の皆様の意図しない、望まれない形で私が独りよがりで勝手に強行したという部分におきましては、ご遺族の皆様のお気持ちを尊重せず、配慮もしなかったという点で大変に身勝手極まりない行為であった事は理解しており、ご遺族の皆様から何らかのご要請がありました時には、誠実にご対処させて頂く所存であります事を、この場をお借りしてお伝え致します。
何かございましたら、お気軽に下記メールアドレスまでご連絡下さい。
mita4618@gmail.com
※あくまでも、ご遺族様に限りご連絡をお受け致しております。
※削除依頼に関しましては、ご遺族の方より直接ご要請があった場合に限り誠実に、速やかなる対処をさせて頂きたく思いますが、"なりすまし"をされる方が現れる可能性も少なからず考えられ得ることを考慮し、大変無礼ではございますが、ご本人確認をさせて頂く場合がございますことを予めご了承下さいませ。
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